本日2018年12月3日(月)〜12月7日(金)11時まで、ソフトバンク株式会社のブックビルの申込がはじまりました。
私は、メインで使っているSBI証券にて、仮条件1500円で100株購入意思表示を行いました。
目次
配当性向85%をめど/配当利回りは5%予測
ソフトバンクは、持ち株会社のソフトバンクグループの中でも日本における中心的な事業会社です。
東京証券取引所への上場による株式の売り出しとなり、12月9日に上場が予定されています。
その特徴として、事業の成長と株主の還元の両立を目指していることが発表しています。
株主還元は配当性向85%をめどとしており、年間配当利回りは5%と言われています。
1500円の5%のため、年間配当金は1株あたり75円となり、とても大きいですが今後の成長は見込めるのでしょうか。
ソフトバンクの成長戦略
下記は宮内社長自らが語る紹介動画です。株主還元と成長という相反する要素をどのように実現しようとしているか、その成長戦略の要点をまとめてみました。
通信事業のさらなる成長
・楽天の参入
・携帯電話料金の引き下げ
が取りざたされるなか、ソフトバンクは1億総スマホの時代がくることを見越して、3つのマルチブランド戦略でニーズに応えられるようにサービスを拡大しています。
■SoftBank 大容量・ビジネスユーザー
■Y!mobile ライトユーザー
■LINE MOBILE メール、チャットだけでいいユーザー
また、ソフトバンクユーザーになるメリットとして
■Yahooプレミアムのコンテンツにはユーザーにゼロ円で提供
■Yahooショッピングで、ソフトバンクユーザーはポイント10倍
などYahooと提携したサービスで囲い込みを行うことで、ユーザーに長く使ってもらいキャッシュフローを安定的に確保することを目指しています。
グループ内の投資先と連携した新規事業
次に持ち株会社であるソフトバンクグループは、投資会社としての側面が強く、投資したベンチャー企業と国内の通信事業会社であるソフトバンク株式会社のシナジーを目論んでいます。
主な構想は下記の各社ととの提携が紹介されました。
■wework
■DiDi(滴滴集団)
■MONET Technologies
■PayPay
まとめ
今回売り出しの仮条件が、上限・下限がない一本値になったことは日本初のようです。
1株1600円になると配当利回りは4.7%とってしまうため、1500円の仮条件となったようです。
ただ、PERでKDDI、ドコモと比較すると決して割安ではないことに注意が必要です。
■PERの比較
NTTドコモ:14倍
KDDI:10倍
ソフトバンク:17倍
ソフトバンクは上記の通り配当性向85%をめどとしているため他の2社に比べて、高めの株価でも配当利回りは高くなっています。
そのため、
・携帯電話料金引き下げの問題
・楽天の参入など
市場の競争がさらに厳しくなると利益が目減りし、配当金の減少、株価の減少というシナリオも十分に考えることができます。
ただ直近で年間75円の配当金はほぼ間違い無いと思いますので、当選すれば購入して様子をみたいと思います。
以上です。
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