ブリヂストン:5108の銘柄分析−2018年初来安値を更新し3,986円に。年間配当利回りは4.0%予測。

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ブリヂストン

本日タイヤメーカーで世界シェアトップのブリヂストン:5108の株価が3,986円となり年初来安値を更新しました(本日終値は3,999円)。
米国の通商交渉の見通しが不明なため直近5日間で続落しており、ついに配当利回りは4%台となり購入を検討できる水準となりました。今回はそんなブリジストンが買って良い銘柄か調べてみましたので、紹介を行なっていきたいと思います。

<東証>ブリヂストンが年初来安値 タイヤ販売の減少を懸念 - 日本経済新聞
(14時45分、コード5108)ブリヂストンが4日続落している。午後に前日比57円(1.4%)安の4012円まで下げ、約2カ月ぶりに年初来安値を更新した。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り米国とメキシコの間で自動車の輸出入について、事実上の数量規制で合意していたと判明した後、タイヤの供給が減ると懸念した売りが...
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ブリヂストン:5108の概要・事業内容

ブリヂストン:5108は、世界タイヤメーカー・ビッグスリーの一角で世界シェアトップです。国内外でタイヤ工場、原材料工場、多角化製品工場などの生産拠点を持っておりグローバルに展開している企業です。
ブリヂストンの事業はタイヤと多角化の2つの事業に分けられていますが、2017年12月31日現在でタイヤ関連事業が83%と大半を占めておりタイヤに特化することでコストメリットを最大化しています。また国内での売上は20%程度なのに対して海外比率が80%となっています。

タイヤ

乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用タイヤをはじめ、航空機用、建設・鉱山車両用、モーターサイクル用、農業機械用、産業車両用など、幅広い種類のタイヤを製造・販売しています。

多角化

自動車用シートパッド、コンベヤベルト、免震ゴムといった自動車用部品や産業資材、建設資材などを製造販売しています。

ブリヂストンの業績は?

ブリヂストンの売上高は3兆5000億円前後で推移しており、営業利益については原価・為替の影響がありますが4000億円程度の実績で営業利益率も12%程度となっています。
今期については、当初計画よりか報酬となりましたが、売上高3兆7000億円、営業利益4300億円(営業利益率11.6%)、経常利益4039億円を見込んでいます。
直近では円安傾向であることやタイヤの販売数が上振れしているため売り上げは増加傾向ですが、天然ゴムや原油など原材料価格上昇、減価償却費、販管費増加などが減益要因となり足を引っ張っています。

配当性向20%~40%を目安で毎年増配中

ブリヂストンの配当金は配当性向20%~40%で安定して配当されています。直近では毎年増配を行っており株主還元に積極的です。
今期の年間の配当金は1株当たり160円の予測となっており、前年から10円増配されます。

ブリヂストンの株価

直近の株価は5日連続の下落となっており年初来安値を更新しました。
RSIでは40程度のため、大きく売られているわけではないようですが配当利回りは4%を超えてきており、魅力的な水準です。

また、基本的な株価指標は下記の通りです。
EPSも悪くなく、株価に対して利益が出せている印象です。

予想:PER9.86倍
予想EPS:405.7
実績PBR:1.29倍
実績BPS:3,094.7
予想配当利:4%
予想1株配当:160円

まとめ

ブリヂストンの概要についてみていきましたが、グローバルで活躍しているリスクもある一方で規模の利益を活かして堅調に売上・利益を作り出せているように感じます。
また、中期経営計画では【真のグローバル企業を目指す】【業界において全てに「断トツ」を目指す】というスローガンを掲げており、タイヤ関連で引き続きリーディングカンパニーであることを目指しており、新しい技術や自社のブランディング・社会貢献に積極的に取り組んでいます。
今後も業界トップの企業として、成長が見込めると感じるため今後の株価の様子を見て購入を検討していきたいと思います。

以上です。

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