【書評】FIRE 最強の早期リタイア術。読んで気づいた7つのポイント

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コラム

こんにちは!今日は少し前に発売されて気になっていた「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」を読破したので、思ったことなどを書いてみたいと思います。

やるべきことは本当にシンプルで、再現性が高い内容です。
若い人ほどチャレンジしがいがあります。

ネタバレを含みますので、まだ読んでない方はご注意ください。

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FIRE 最強の早期リタイア術 の概要

FIRE 最強の早期リタイア術の概要は以下のとおりです。
作者がゼロからどのような考えでFIREを実現したか、実現した後のメリット・デメリットをまとめています。

著者: クリスティー・シェン, ブライス・リャン
訳者: 岩本正明
発売日: 2020年03月19日
出版社: ダイヤモンド社

■株価の暴落にも対応できる「鉄壁メソッド」!
■0.1秒でも早く「働かない人生」を実現したいあなたへ。
■全米で話題沸騰! フォロワー大続出! 30代で経済的自立を達成するための全技術!
■ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなどで取り上げられたFIRE第一人者の日本版、ついに発売!

【本書のノウハウの一部】
●「持ち家or賃貸」に決着をつける計算式がある
●旅行をしたほうがお金が貯まるのはなぜ?
●タネ銭を減らさないための「4%ルール」
●何かあった時のための鉄壁バックアップ術
●「早期リタイア」と「子育て」は両立できる
●POTスコアで早期リタイアのためのキャリアを選ぶ

全米で話題! 若手エリートがこぞって取り入れているライフスタイル、早期リタイアして自由に暮らす生き方「FIRE」。ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBC、ビジネス・インサイダーなどで話題のFIREムーブメントの第一人者が早期リタイアについて知りたいことを全網羅。

この本を読んで、やるべきと感じた7のポイント

本書の内容として書かれていることは、非常にシンプルでした。
一通り「FIRE 最強の早期リタイア術」読んでみてやるべきと感じたポイントをまとめてみました。

1.年間支出の25倍の金融資産を作ればいい

私が当ブログで目指していることでもありますが、年間支出の25倍の金融資産があれば、安全にリタイヤが可能です。
例えば、私の支出はおよそ月20万円未満です。

2020年4月の生活費は193,685円【一人暮らし・30代社会人・東京都港区】
こんにちは! 東京はコロナの影響で引き続き外出自粛です。本業も在宅勤務・テレワークが引き続き実施されます。 今回はライフスタイルが変わってどうだったか、先月2020年4月の東京都港区一人暮らし30代男性の生活費をご紹介していきます! ...
▼私の支出
支出200,000円/月×12ヶ月=2,400,000円/年間
▼私のFIREに必要な資産
2,400,000円/年間×25倍(利回り4%)=60,000,000円

60,000,000円の金融資産があり、そこから4%の利回りで収益を出すことができれば、
完全に仕事を辞めてしまっても、生活していくことができます。

仕事を辞めて生活するという考えがなかったときは、定年まで仕事しないといけないと思っていましたが、
60,000,000円と聞くと、少し挑戦できそうな数字になりました。

60,000,000円の資産を作りさえすれば、経済的自由を達成できると考えるとすごく夢がありますよね。

この本ではそのために何をやるべきががまとめられていますが、
まずは
①自分の年間の生活費を理解することと、
②FIREに必要な目標金額を算出

しましょう。

2.本業の入金力をいかに増やすかが勝負

年間の生活費とFIREに必要な目標金額が算出されたら、後はその目標金額に向かって入金力を高めていくだけです。
この本の作者は、作家になることが夢でしたが、POTスコア(学費と職業の費用対効果のスコア)が高いエンジニアの道を選びました。
エンジニアで年間1000万円の収入を実現し、ひたすら節約することでFIREを実現しました。

ポイントなのは投資で1から資産を築いたのではなく、本業を入金力の高いものを選んだ点です。

まず自分の収入が低いので有れば昇進を目指す、転職をするなどして本業の入金力を高めることが近道です。

3.副業の入金力も重要

本業の入金力をカバーする、またFIRE後の生活資金のためとしても副業はおすすめです。
昨今のコロナの影響でもレナウンが民事再生手続きに入るなど、今後ずっと安泰と言えるものはないのではないでしょうか。

そうであれば、
・自分のスキルを磨くこと
・磨いたスキルで副業で稼いでみること

をやってみてはどうでしょうか。

本業と相まって、少しでも最初に立てたFIREの目標金額に近づく手段となります。

4.お金を使うことの中毒性

最初に紹介した支出を把握することと少し重複しますが、お金を使うことは中毒性があるが、
2回目以降の喜びは減ることを作者は説いています。
また、お金を使う感覚が麻痺してしまい、知らず知らずの内にお金を使っているということはないでしょうか。

・習慣で買ってしまっているもの
・動画サービスなどのサブスクリプション
・もっと安価な費用で代替できる

などが有れば常に模索して削減しましょう。

私も月1回前月の支出を振り返ることで、より節約に精進しています。

5.投資先はインデックスETF一択

作者は貯めたお金の運用として、ETFでの投資をおすすめしています。

・個別株
・FX
・アクティブファンド

などハイリスクハイリターンなものは避けて、
インデックス型のETFで十分であると説いています。

理由として、
・信託手数料が安い0.07%など
・長期積み立て投資で確実に積み上がる
・リスクが少ない

点をあげています。

さらに最近では売買手数料もかからないものも登場しているので、
必要な生活費以外は銀行口座ではなく、NISAでインデックスETFに回すのが良さそうです。

私は、今は個別株に勉強のため投資を行っていますが、インデックス型のETFも試していきたいと思いました。

6.債権・株式の比率、リバランスが重要

また、インデックス型のETFとはいえ、今回のコロナショックのような事態があれば、資産の目減りは避けられません。
そこで重要になるのが、債権・株式の割合を最適に保ち、リバランスを行うことです。

私はリバランスという言葉は聞いたことがありましたが、
何のために必要なのかまでは理解出来ていませんでした。
債権・株式は本業の入金力・リスクの許容度に応じて決めるべきですが、
およそ年齢のパーセント分だけ債権を持つことが良いようです。

例えば、あなたが今30歳の場合は、

株式:債権=70%:30%

となります。

ただ、株式が暴落して割と安全資産である債権にお金が流れると、

株式:債権=50%:50%

となります。

その時に
・債権を20%売却
・株式を20%購入
して元の比率に戻すことがリバランスです。

下落している株式を買うことは勇気が要りますが、
これを行うことで上昇相場になった時に元の資産にただ回復するだけではなく、
株式の値上がり益を手に入れることができます。
→株式が値上がりして株式比率が高くなった場合は、再び株式を売って債権を買い戻し、暴落相場に備えます。

これが金融資産の運用ですべきことですが、注意すべき点として日本で住んでいる我々の場合、
為替のコストも発生します。
為替コストもあり、リバランスの売買コストもあると考えると手数料が心配になります。

そこで私は、手数料は少し高いのですが、THEOを使った方が為替のリスクなどを回避できるのではと思っています。
まずはお試しで運用される方にはTHEOをお勧めします。

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7.賃貸orマイホームは賃貸一択

最後に支出の大部分を占める住宅費です。
私の生活費でも60〜70%を占めており大きな支出です。

筆者はマイホームを持つことでかかる費用を分析した結果として、基本的に賃貸を推奨しています。

▼マイホームを持つことでかかる費用

権利調査費用
登記費用
弁護士・司法書士費用
保険
維持費
固定資産税
仲介手数料
土地譲渡税
など

マイホームを買っていいのは、月々の賃貸にかかる費用が、住宅ローンの1.5倍を上回るときだけです。

例えば、あなたが賃貸で月90,000円を支払っている場合は、マイホームのローンが月60,000円以下であればマイホームにメリットがあります。

逆に賃貸でこれ以下の水準の物件に住むべきと言えますので、
ご自身の賃料が割高かどうかをチェックしてみましょう。

※私は少し割高のようです。。

まとめ

FIRE 最強の早期リタイア術を読んだ感想をまとめてみました。
今の仕事を定年までしていくイメージがもてない人、もっと自由に生活したい人などは一読の価値があります。

以上です。

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