「THEO(テオ)」はいわゆるロボットアドバイザー(ロボアド)とよばる小額から様々な銘柄に分散投資できるサービスです。
私も毎月1万円積み立てて運用していますが、
まだ投資をしたことがない人におすすめできるサービスのため、
まとめてみました。
目次
THEO(テオ)の特徴とは?
THEO(テオ)は「株式会社お金のデザイン」が運営するロボットアドバイザーです。
最低1万円から始めることができ、最大30種類以上のETF(上場投資信託)を組み合わせて231通り、最終的な投資対象は11,000銘柄以上に及びます。
そのため、個別株、債券、不動産、金、などの様々な金融資産にリスクを分散した投資ができます。
▼THEOの基本情報
運営会社: 株式会社お金のデザイン
投資対象 :ETF 30種類以上
最低投資額:1万円
手数料:年率1.0% 割引あり
積立投資:設定可能
アプリ: あり(Android版・iOS版)
https://theo.blue/
THEO(テオ)のメリットは?
THEO(テオ)は最低投資額が1万円から利用できるため、始めるハードルが低いです。
また、他のロボアドバイザーと比較しても上記の通り、ETFで広く分散投資ができるため魅力的です。
ここではTHEO(テオ)のメリットをさらにご紹介します。
国内主要ロボアドで唯一のAI搭載
THEO(テオ)は、国内主要ロボアドで唯一AI搭載しています。
※2018年8月末時点
※THEOウェブサイトより
THEO(テオ)は、
■MarketPsych社のThomson Reuters MarketPsych Indicesで得た情報
■投資対象銘柄や関連指数などの市場データ
をAIで解析させ、投資対象の下落リスクを予測しています。
Thomson Reuters MarketPsych Indicesは
■世界主要な40,000ニュース
■7,000のソーシャルメディアやブログ
を解析しており、人々の心象なども加味しているようです。
これらの情報をAIで分析し、資産の大幅下落を予想して、リスクを回避することができます。
直近のコロナショックにおいてもAIアシストが働いたようです。
2月末において、市場内で高まる新型コロナウイルス拡大への懸念を受け、「THEO AIアシスト」が発動しました。この結果、ボラティリティ(価格変動)が大きい、保有銘柄内の新興国株式である中国株式、メキシコ株式、インド株式の比重を下げ、ボラティリティが比較的小さい先進国株式である日本株式、ヨーロッパ株式、米国株式の比重を上げました。
※THEOブログ「コロナショック、原油価格急落を受けて」より引用
投資先銘柄が多く、分散効果が高い
THEO(テオ)は、30種類以上のETFを利用者の年齢・投資への考え方・試算に応じて、組み合わせてポートフォリオを組みます。
ETFとはExchange Traded Fund/上場投資信託のことです。
ETFは、日経平均株価、米国のS&P500などの値動きに連動するよう様々な銘柄に分散して投資する金融商品です。
THEO(テオ)はETFを組み合わせて利用するため、非常に高い分散効果が得られます。
最終的な投資対象を分散することで、リスク分散がされています。
※THEOウェブサイトより
THEOのポートフォリオは、最大30種類以上のETF(Exchange Traded Fund=上場投資信託)から構成されています。細かく分解すると投資先は世界86の国・地域、最終的な投資対象は11,000銘柄以上になり、徹底的な分散投資を行うことでリスク低減を図っています。
(THEO(テオ)公式サイトより引用)
為替手数料・売買手数料が無料
THEO(テオ)は、最大1%の運用手数料以外は、
一切コストがかかりません。
手動で海外ETFに投資する場合、
■円→ドルの為替コスト
■ETFの購入手数料
■ETFの信託報酬
■ETFの売却手数料
■ドル→円の為替コスト
などが発生します。
上記の合計で年間2300円が発生します。
THEO(テオ)の場合は、
運用資産年間1%+税が手数料
となりますので、10万円運用の場合は、年間で1100円税込だけです。
実際に手数料は、月々の保有資産に応じて差し引かれますので、
1100円÷12=91.6円税込/月となります。
1ヶ月に缶ジュース1本我慢すれば元が取れてしまいます。
また、運用金額に応じて手数料割引サービス(THEO Color Palette)が適用されるためさらに手数料は安くなります。
これらの為替・ETFの売買、信託手数料は一切かからないことがTHEOの魅力です。
配当金を自動再投資
THEO(テオ)は、ETFに投資を行なっているため、微々たるものですが配当金や債権利子も受け取れます。
※2020年3月のTHEOからの配当金
THEOの配当金は微々たるものですが、THEOの機能で配当金で得たお金はすぐに再投資されます。
そのため、
■複利効果を得ることができ
■売買手数料がかからない
といったメリットがあります。
手動ではなかなか手間な再投資も、時間・お金のロスなくできるのはメリットですね。
https://theo.blue/
THEO(テオ)のデメリットは?
逆にTHEO(テオ)のデメリットはあるのでしょうか。
すぐに儲かるわけではない
THEO(テオ)は短期間で利益を出すことを目的にしたハイリスクハイリターンな投資ではありません。
私もTHEO(テオ)でリスクを多めに取る積極運用をしていますが、最大で10%程度の利益しか出たことがありません。
※2020年1月時点の実績。
THEOは、今すぐ利益を出したい人にはお勧めできないです。
もちろん元本割れがあり得る
THEO(テオ)は、ETF(上場投資信託)に投資しているため、もちろん元本割れのリスクがあります。
コロナショックにより、THEO(テオ)も下記の下落に遭いました。
一時的に元本割れしたとしても、THEO(テオ)は世界中の銘柄に分散投資を行ない、株式市場の「平均回帰性」により、粛々と投資をすることで長期的には、リスクを分散することができます。
万が一ショックが起こった時、人は慌ててしまい正しい判断をするのが難しいものですが、株式市場の「平均回帰性*」という特性を考えれば、慌てずに粛々と投資配分の調整(リバランス)をおこない、運用し続けるのが賢い対応法である、ということでした。
*大きく振れた相場が平均値へ戻ろうとする性質
※ THEO(テオ)ウェブサイトより引用
THEO(テオ)は、NISAに対応していない
THEO(テオ)は投資一任契約のため、NISAの対象外です。
NISAの非課税枠を使って投資したい人は残念ながらできませんのでご注意ください。
THEO(テオ)は、iDeCoに対応していない
またTHEO(テオ)はiDeCoにも対応していません。
THEO(テオ)はいつ始めるのがいい?
ここまでTHEO(テオ)の特徴とメリット・デメリットをご紹介してきましたが、いつ始めるのがベストなのでしょうか。
THEO(テオ)が投資対象としているETF(上場投資信託)は株と同じようにアップダウンがありますので、もちろん値下がりした時に始めるのがベストです。
ただ、誰にも今が最安値かどうかかはわかりません。
そのため、毎月定額を積み立てて平均値を取ることがベストです。
これをドルコスト平均法と言います。
間違っても余裕資金を全てTHEO(テオ)に注ぎ込んで始めるようなことはしないでください。
今が高値だった場合、大きな損失をいきなり抱えてしまいます。
私はまず10万円から積み立てを始めました。
THEO(テオ)は積立したほうがいい?
THEO(テオ)は自動で積み立てする「THEO積立」というサービスがあり、利用者の67.5%が利用しているようです。
理由としては、上記の通りドルコスト平均法による価格変動リスクを減らせるところにあります。
引き落としのため、振込・入金手数料は一切かからないので、私も毎月1万円積み立てています。
【THEO積立のメリット】
・月々10,000円から積立できる
・振込・入金手数料などコストなし
・為替、価格変動リスクを減らせる
THEO積立は10,000円以上、1,000円刻みで設定ができます
投資が初めての方や資金力がない人でも活用しやすく、WEB上で簡単に設定・解除ができます。
THEO(テオ)は確定申告が必要?
THEO(テオ)は口座の種類が3つ用意されています。
①一般口座
②特定口座(源泉徴収あり)
③特定口座(源泉徴収なし)
本業以外で得た利益が年間で20万円を超えると、サラリーマンでも個人の確定申告が必要ですが、
上記②の「特定口座(源泉徴収あり)」を利用する場合は、THEOが税金を天引きして納税してくれるため、別途確定申告をする必要はありません。
しかし、特定口座(源泉徴収あり)の場合でも、
下記の場合は支払いすぎた税金が還付される可能性があるので注意が必要です。
【還付されるケース】
・他の証券会社で取引を行っている
・譲渡損失の繰越控除
・外国税額控除
他の証券口座で取引を行っている人は、THEO(テオ)で特定口座(源泉徴収あり)を利用していても、税金を払いすぎていないかチェックして、税金還付が受けれるか確認してみると良いでしょう。
THEO(テオ)でもらえる配当金は?
THEO(テオ)でも株式や債権を対象とするETFに投資しているため、配当金や利子を得ることができます。
ただし、上記の通り、配当金や利子は微々たるものですのであまりこれを目当てに投資はできないです。
むしろTHEO(テオ)では、配当金や利子はすぐに投資に回してくれるので、
時間・コストなく複利の力を使った運用ができます。
THEO(テオ)の手数料は?
THEO(テオ)の手数料は、年間1%+税のみです。
売買手数料、信託報酬、為替コストなどはすべてTHEO(テオ)が負担します。
また、THEO(テオ)では新しい手数料割引サービスとしてTHEO Color Palette(テオカラーパレット)を開始しており、運用資産残高に応じて手数料が割引されます。
※THEOウェブサイトより
私の場合、2020年3月時点で30万円程度の残高のため、0.1%割引かれ手数料は年間0.9%+税となっています。
THEO(テオ)をやめる・出金はできる?
THEO(テオ)は、出金がいつでも手数料無料ででき、リスクはありません。
※THEOの管理画面から簡単にできます。
およそ3営業日程度で指定の口座に振り込みされます。
解約についても、解約手数料などは一切発生せず、振込先の口座を指定して解約できます。
ただし、解約する際には、注意点が3つあります。
【注意点】
・取引履歴や損益などを記録しておく。
・THEO積立の設定を解除する。
・解約後は年内の再申し込みができない。
THEOは口座を解約してしまうと、取引履歴などすべてのデータが削除されます。例えば、確定申告を行う必要がある時に必要な書類がないなど困る場合がありますので注意しましょう。
また、THEO積立を利用している場合は、口座解約時に自動積立も停止しておかないと引き落としが継続されるなど事態が発生することがあるので注意しましょう。
最後に一度THEOを解約してしまうと年内の再申し込みができない点も注意しましょう。
THEO(テオ)のアプリはあるの?
THEO(テオ)はiOS版・Android版ともにアプリを提供しています。
もちろんWeb版もありますが毎回ログインが手間という方にはおすすめです。
Web版とアプリ版で見た目に大きく変わりはありません
【アプリの機能】
・現在のTHEO運用状況概要、運用状況・推移のグラフの確認
・保有銘柄、各銘柄の時価評価額などの確認
・入金・出金履歴やお知らせの確認
・クイック入金と銀行振込
・THEO積立の設定
・確定した引き落とし・次回引き落としの詳細、引き落とし口座情報の確認
・資産運用方針、運用プロフィール、ポートフォリオの変更可能回数の確認
THEO(テオ)のコロナショックの影響は?
上記でも少し書きましたが、THEO(テオ)のコロナショックの影響で大きく下落しています。
ただ、THEOは長期投資として行なっているので、一時的な下落は全く気になりません。
THEOのブログでも解説している株価の「平均回帰性」を信じて、今こそ積立額を増やそうと思っています。
「平均回帰性」という特性です。市場価格は変動するが、概ね平均値に戻る傾向があるというものです。つまり、上がればその後下がり、下がればその後上がるという特性です。
引用;第2のリーマンショックが起きた時の対応法
株価が軟調な時こそ、資金に余力があれば買いますことで、長期的には資産を増やすことができます。
ただ、個別株では分散効果が得られないため、10万円から投資できて自動でリバランス・世界中の株、債権など金融商品に分散投資できるため、THEOは初心者の方にもおすすめです。
コロナショックで世界経済の原則が叫ばれますが、
世界には70億人の人がいます。この人たちの欲望を満たすべく間違いなく経済は発展すると考えています。
使わないお金を貯金に眠らせておくぐらいであれば、
THEOで積み立てをしてみることをお勧めします。
私のTHEO(テオ)の運用実績
最後に私のTHEO(テオ)の運用実績をご紹介します。
2021年1月現在はコロナショックでのマイナスを超えて10%近い評価益が出ています😃
引き続き毎月継続して1万円積み立てています。
THEO(テオ)で実施中のキャンペーンは?
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この機会にぜひ始めてみましょう。
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6.THEO AIアシスト - AIを活用してさらなる安心を。
内主要ロボアド唯一のAI搭載(2018年8月末時点)。 AIが資産の大幅下落を予想して、リスクを回避
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