2021年の株式市場は、どのようになっていくのでしょうか。今年も各所から予測が出ているのでまとめてみました。
目次
2020年大納会時点の日経平均株価は?
2020年12月30日の大納会時点の日経平均株価は、27,444.17円(前日比 −123.98 (0.45%))となっております。
1日前の12月29日終値は、27,568円と1990年8月以来、約30年4カ月ぶりの高値で、バブル経済期以来の水準を付けました。
2019大納会時点の日経平均株価は?
それでは2019年12月30日の大納会時点からどのくらい日経平均株価は伸びているのでしょうか?
2019年12月30日の大納会時点の日経平均株価は、
23,656.62円でした。
実に1年間で4,000円程度プラスになっていることが分かりますね。
実体経済と乖離しているという話はありますが、コロナがあったもののこれだけ株にお金が集まっていることをみるとむしろ投資をしないと損をしてしまいそうです。
2020年株価予測はどうだったか?
また、2019年年末時点で2020年の日経平均株価がどうなるかという予測は下記の記事でまとめておりました。

ニトリ会長の年末で22,000円前後はハズレており、
マネックス証券の27,000円超という予測が的中でした。
2021年の株価はどうなる?
それでは2021年の株価はどうなるのでしょうか。各所から出ている予測をまとめてみました。
■マネックス証券/29,600円が上限
昨年的中したマネックス証券の予測は、2021年9月ごろまでは調整が入る可能性を指摘しつつ、29,600円を上値の目処としています。

■SBI証券/23,000円~30,000円のレンジ
SBI証券の予測は、23,000円~30,000円のレンジとしています。
世界的に株価の上昇ピッチが早いことを指摘しており、それを警戒する調整が入ることを予測しています。
投資判断も中立としており、現在の株価がおよそ中心値となると予測しています。
■楽天証券/24,000円〜28,000円予測
楽天証券は、2021年は日経平均2万4,000円~2万8,000円を想定しています。
3万円を超えてくるには、金融緩和やコロナ以外の強い理由が必要になってくることを指摘しています。

■ニトリ会長/株価予測なし
2020年の予測はハズレていますが、ニトリ会長の予測はどうでしょうか?
残念ながらニトリ会長の株価予測は出ていませんでしたが、2021年に世界はデフレになるという記事が出ていました。
日本ではすでにデフレの状況ですが、世界でもデフレが広がるということです。
また、米国大統領がバイデン氏に代わってことでもすぐに景気が好転することはなく、法人税など引き締めに動くため、落ち込む予測をしてます。
https://bunshun.jp/articles/-/42299
日経新聞/「3万円以上」予想が2割
日経新聞の経営者20人に取ったアンケートによると、「3万円以上」予想が2割となっております。
最高値でサントリー 新浪社長の予測で、10月に32,000円の予測を出しています。
その他各経営者の予測をまとめると
・高値は28,000円以上で10月〜12月ごろ
・最高値は32,000円予測が2割
・安値は23,000円程度で1月〜3月あたり
となっております。

まとめ
本日は2021年の日経平均株価の予測についてみていきました。
相場格言で「丑はつまずき」とされており丑年はあまり株価上昇には期待できないです。
実際に過去の丑年の日経平均騰落率は、
・2009年(19%高)、
・1997年(21%安)、
・1985年(13%高)、
・1973年(17%安)
と上げ下げが交互に訪れています。
このパターンでいけば今回は下落する可能性が高いかもしれません。
このため、我々投資家が取るべき動きとしては、1月〜3月の調整局面でしっかりと安値になった株を拾い、2021年年末に評価益を狙うことができるとベストです。
コロナ第3波による緊急事態宣言も出るかという局面ですが、1月大発会の値動きを見つつ、安値の銘柄を拾えるようにしていきたいですね。
以上です。
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