【2019年12月】日本ガイシ(5333)の株価が上昇傾向/自己株取得・エナセラコインについて調べてみました。

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日本ガイシ

昨日は、日経平均株価は本日244円程度安く、23,135.23円が終値となりました。

一方で、200株保持している日本ガイシが
1,859 +22 (+1.20%)
と上昇しており、要因・直近の業績など整理してみました。

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日本ガイシについて

5333:日本ガイシ(日本碍子)は、電線で使われるガイシで世界シェアNo1のメーカーです。

日本ガイシ株式会社
世界を、未来を、進化させる力。日本ガイシは、セラミック技術で応えます。時代のニーズを捉え、世界に応える新しい価値をセラミックスの限りない力で生み出します。

今年2019年で創業100年を迎える企業で現在では“がいし”は継続して事業を行っている一方、がいしの素材でもあるセラミックの技術を応用した製品の開発・製造を行っています。

KeepUp30として新製品の割合を売上の30%超を目指しており、新製品への開発を旺盛に行っているようです。

エナセラコインの量産を開始

下記の日経新聞でも取り上げられた通り、小型ながら高容量かつ回路基板にリフローはんだで高温実装できるIoTデバイス用電源である「EnerCera®(エナセラ)」シリーズのコイン型「EnerCera Coin(エナセラ コイン)」が複数のデバイスメーカーで採用の見通しが得られたため、今月2019年12月から量産を行うとのことです。

日本ガイシ、コイン型新型電池を月内から量産 - 日本経済新聞
日本ガイシはこのほど、コイン型の新型2次電池を量産すると発表した。名古屋市の本社工場に月間10万個の生産能力を持つラインを整備・稼働させており、12月中にもサンプル出荷から量産に移行する。高容量の電池で、電子札やスマートキーの需要を開拓する。

また、今後セ氏85度で動作が可能な高耐熱タイプの開発にも成功しておりサンプル出荷を予定しているとのことです。
セ氏85度で使用可能なリチウムイオン二次電池は世界で初めてとのことです。

エナセラコインはIotデバイスでの利用を目的として開発されており、下記のスマートウォッチやウェアラブル端末での利用が見込まれています。

自己株式の取得を

また、同社では2020年2月21日まで自己株式の取得を進めており、株価の上昇が期待できます。
今回下記の通り、11月末時点での取得状況の発表がありましたが、
■取得額株数:200万株取得/上限700万株
■取得額:36億円分取得/上限100億円

とまだまだ余力があるようです。
※上限のため、どこまで取得を進められるかは注視が必要ですが。

日本ガイシの株価

日本ガイシの直近の株価を見てみます。

2019年10月以降、米中貿易摩擦の進展、米国の株高などを背景に日経平均株価と同様、日本ガイシの株価も上昇傾向です。

日本ガイシの2020年業績予測

日本ガイシの2020年業績予測は、昨年比で減収となるも増益の予測となっています。
※昨年特別損失として148億円を計上しているため。

世界経済の停滞を背景に、自動車向けの排ガス対応のセラミック製品、半導体の製造プロセス関連の製品で売上が伸び悩んでいる状況です。

日本ガイシの配当予測

日本ガイシの2020年3月期の配当予測は、1株50円の予測です。


※2020年第二四半期決算資料より

EPSは4月の公表値146.06円→131.28円に15円程度低下してしまっていますが、昨年同様の配当を維持する方針が発表されています。

まとめ

今回は、日本ガイシの概要についてみてきました。
私は日本ガイシの株式を200株持っておりますが、現在評価損状態です。

保有株数:200
取得平均株価:2,011
評価損益:-30,400(-7.56)

配当利回りも大きい銘柄ではないため、今後評価益状態となった際には売却を予定していますが、
それまでに同社の状況がどのように変わってくるかは中止しておきたい銘柄です。

以上です。

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