オーデリックが前日比+1.37%高。2020年3月期中間決算の内容をチェック。

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日本株

先週2019年11月8日(金)に2020年3月期中間決算発表したオーデリック(6889)ですが、
本日、前日比+55円(+1.37%)の4,065円をつけました。

年初来高値4,150円(19/07/10)に迫る勢いです。

今回は、オーデリックの2020年3月期中間決算の内容をチェックしてみました。

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オーデリックの2020年3月期中間決算の内容

2020年3月期中間決算の内容は、前期比で売上・純利益ともに2桁の増収増益となりました。

▼2020年3月期中間決算の概要
売上高:20,021百万円(+14.9%)
営業利益:2,379百万円(+8.2%)
経常利益:2,436百万円(+11.1%)
純利益:1,702百万円(+14.5%)

各数字については、2019年4月5日に子会社化した山田照明の数字が入っているので、
前期比で増収増益となっているようです。

オーデリックと山田照明の構成比

それでは、オーデリックと山田照明の売上高・営業利益の構成比がどの程度になっているか見てみましょう。
オーデリックの2019年3月決算資料に山田照明の売上高・営業利益が載っているので比較してみます。

▼山田照明 単体決算


※オーデリック2019年3月期決算説明資料より

オーデリックと山田照明の売上・営業利益の構成比を比較すると以下のようになります。
売上高では10%、営業利益では1%程度の寄与率です。

山田照明は上記の通り、営業利益率が前期1%程度と小さいです。
なぜオーデリックが山田照明を子会社化したか疑問にもたれるかもしれません。

ただ、決算資料によると
オーデリックは住宅系の照明の販路に強みを持っている一方で、
商業施設、宿泊施設などの販路が広くないという点が課題のようです。

今回の中間決算でも、新設住宅着工戸数累計が2019年上半期で前年比-5.0%となっている点に触れており、
山田照明の宿泊施設をはじめとする非住宅分野を中心に販路を拡大するという意図のようです。

オーデリックの通期決算予測について

オーデリックの通期5年の決算予測・実績は以下の通りです。
今期は売上高こそ大幅に上がるものの山田照明の販管費用などがかさみ、各利益は前年微増となる予測です。

オーデリックの株式保有状況

私のオーデリックの株式保有状況は、以下の通りです。

保有株数:100株
取得単価:4,465円
現在株価:4,065円(19/11/11 15:00)
=============
評価損益:@-400×100株=-40,000円

◼︎年間配当利回り
年間配当予測:@180円
現在単価:4,065円(19/11/11 15:00)
================
税引き前年間配当利回り:4.42%

配当金も今期は10円増配を予定しており期待が持てます。

株価の推移は?

上記の通り株価は、本日大きき窓を開けて上昇し、年初来高値に届く勢いです。

各指標も
・予想PER:7.2倍
・予想EPS:564.4
・実績PBR:0.75倍
・実績BPS:5,401.25

と割安な状況ではないでしょうか。

まとめ

本日はオーデリックについて2020年3月期中間決算資料を見てきました。
山田照明の販路をどう生かして、非住宅系の分野から売上をつくっていけるかがカギを握っていると感じます。

また、
・潤沢なEPS
・LEDの切り替え需要は今後底堅いこと
・海外への進出を検討していること
・住宅向けは鈍化しているものの高付加価値商品を投入していること
など期待しており、今後も保持していきたいと思います。

以上です。

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