とりあえず決算書が読めるようになりたい!おすすめの本5選。

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コラム

当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
突然ですが、みなさん決算書を読んで投資してますか?

私はとりあえず四季報やほかのブロガーさんが投資している銘柄を見て、見様見真似で投資を始めました。。

ただ、理解できない部分や「どうしてこのような結果なんだろう」と腑に落ちないこともあり、「もっと自分で理解できるようになりたい」と思うようになりました。

今回は私と同じような課題を抱えた株式投資初心者の方向けに決算書を読めるメリットと、私が実際にある程度読めるようになったおすすめの本を5冊ご紹介します。

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決算書を読める3つのメリット

他銘柄と比較できるようになる

決算書を通して各企業の成長性、収益性、安全性が数字で客観的に理解できるようになります。
また、客観的な数字にする事で同業他社同士を比較して違いを浮き彫りにできます。

◾️成長性・・・ 資産規模に応じて売上・利益が増加しているか。
◾️収益性・・・資産規模に応じて利益が出せているか。
◾️安全性・・・資産・負債、自己資本、流動性、運転資金は確保できているか。

実際に直近で2019年2月期決算を発表したコメダホールディングスで分析してみました。

2019年2月期コメダホールディングス(3543)の財務諸表を5分で解説!
先日発表のあったコメダホールディングス(3543)の2019年2月期決算より、財務諸表を分析してみました。 ポイントは以下です。 ・増収増益が継続しており良い。 ・負債が360億円と大きいが、自己資本が増えており良。 ・...

ニュースが理解できるようになる

企業の決算資料を正しく読めるようになることで世の中の出来事がどのようにその企業に影響を与えているかを理解できるようになります。

競合企業同士を比較することで、シェアを拡大できているかどうかや、資産規模と売上・利益の効率性をみることでビジネスモデル、企業戦略の違いが理解できるようになります。

株式投資のPDCAを回せる

最後になによりも自分自身の投資判断とその振り返りに利用できる点です。
ROAなどの数字だけをみることは簡単ですが、それがなぜその数字なのかを決算書を通りして理解し投資することで、自分の投資における金銭感覚を身につけることができます。
また、株価が上がったり、下がったりした時にどこに問題があったかなどを再分析することで次の投資に役立ちます。

【本題】おすすめ書籍5選

私自身もまだまだ勉強中ですが、わかりやすかったおすすめの書籍を5つ紹介します。
参考になりやすいものから紹介していきます。

100分でわかる! 決算書「分析」超入門2019

100分でわかる! 決算書「分析」超入門2019は、会社の決算書を人にたとえて図解で紹介しており、わかりやすかったです。まずはじめに読むことをおすすめします。
人にたとえてというのは下記の要領です。

◾️損益計算書・・・運動成績表。どのくらいの成果が出せたか?どこに無駄な動きがあったか?
◾️貸借対照表・・・会社の筋肉、脂肪、骨量をまとめた健康診断書。脂肪を溜め込まず筋肉質な経営かどうか?
◾️キャッシュフロー計算書・・・会社の血流の流れ具合と量、貧血になってないか?

書名の通り100分程度読むことができ、上記3つの決算書を成長性・収益性・安全性の3つを軸で読むという点が参考になりました。
上記でも紹介したコメダホールディングスの記事はこの書籍を参考に分析したものです。

2019年2月期コメダホールディングス(3543)の財務諸表を5分で解説!
先日発表のあったコメダホールディングス(3543)の2019年2月期決算より、財務諸表を分析してみました。 ポイントは以下です。 ・増収増益が継続しており良い。 ・負債が360億円と大きいが、自己資本が増えており良。 ・...

「儲かる会社」の財務諸表~48の実例で身につく経営力・会計力

「儲かる会社」の財務諸表~48の実例で身につく経営力・会計力は、電機、IT、自動車、小売、製薬、住宅、インフラの各業界で大手の企業を比較しており、ビジネスモデルの違い決算に現れているポイントを紹介を48事例紹介しており、実践的な読み方の練習として参考になります。

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣は、2冊目と近いですが、
・ECビジネスの決算書
・Fintechビジネスの決算書
・広告ビジネスの決算書
・個人課金ビジネスの決算書
・携帯キャリアの決算書
など比較的新しいビジネスモデルの決算書の読み方を解説しています。

また、M&Aの背景とその決算書の読み方を紹介していて応用編として参考になります。

ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論は、決算書の読み方というより、日本と海外の経営を比較した書籍です。
決算書の読み方ではないですが、なぜ日本にアマゾンが生まれないかという問題提起に対して、日本の株式会社と海外のそれとの経営の違いが紹介した読み物です。

自己資本比率が高く安定していれば良い企業というわけではなく、明確なビジョンを持っておりそれに向けた経営を行なっている企業かどうかが成長できる企業かどうかを見極めるポイントであることが紹介されています。

本書内では、海外たばこメーカーをビジョンを持って買収するJTなどが紹介されており、銘柄の選定に役立ちます。

日商簿記2級 光速マスターNEO シリーズ

最後に番外編となりますが簿記2級程度の基礎知識を持っておくと決算書に馴染みやすくなります。
私は、この日商簿記2級 光速マスターのシリーズと過去問を数年分解くことで、簿記2級に合格することができたので、おすすめです。

・商業簿記 テキスト編
・商業簿記 問題集編
・工業簿記 テキスト編
・工業簿記 問題集編
の4冊のシリーズです。

決算書が読めても見えないものはある

これまで、決算書が読めるようになるメリットとおすすめの書籍を紹介しましたが、これだけで企業の全てが分かるわけではないことは理解しておくことが必要です。

たとえば決算書では測れないものとして
・企業の信用力
・ブランド
・データ
・働く社員の雰囲気

などがあり、これらによって大きく業績が変わることもあります。

例えば昨今発生している仕様に合わない製品を納品していたなどの不正やそれを起こさないようにしている企業の雰囲気はそこで働く社員によるものがあり数字では測れないと思います。

まとめ

決算書を読む大切さと私がとりあえず読めるようになった書籍を紹介してきました。

一方で上記で書いた通り、数字で測れない部分も多くあります。

だから本気で投資するならその銘柄のサービスを実際に使ってみたり、働く社員の方とコミュニケーションを取ってみるのが一番だと思います。

決算書に強くなり、自分の好きなサービスを提供する企業のことをしっかり理解しつつ、株を保持することで応援し配当金をいただくというのが長期投資をする上でのスタンスとして、ベストかなと思ってます。

以上です。

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