【書評】失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

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コラム

こんにちは😃
今日は、AmazonのKindle unlimitedで無料で読める、失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織を読んで感じたことをまとめてみました。

失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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失敗をどう活かすか?

この書籍のテーマは、「失敗とどう向き合うか」です。
失敗の捉え方を根本から見直すことで、仕事や日常生活で「究極のパフォーマンス」を引き出すことを目的にしています。

本書は、
・仕事で同じ失敗をしてしまっている。
・目標を達成するために、どのような仕組みが必要か。

に悩んでいる方には、おすすめです。

我々が進化を遂げて成功するカギは、「失敗とどう向き合うか」にある。

本書の流れとして、
・どのようなパターンで失敗しているのか
・失敗を活かすための技術
・失敗を活かすためのマインドセット

という内容になってます。

なぜ、「10人に1人が医療ミス」の実態は改善されないのか?
なぜ、燃料切れで墜落したパイロットは警告を「無視」したのか?
なぜ、検察はDNA鑑定で無実でも「有罪」と言い張るのか?
オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツリームなど、あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす!

どのようなパターンで失敗するか

本書の1章から3章は、失敗の例示が続きます。

■目上の人が絶対だと思ってしまう
■第3者のチェックがない
■クローズド・ループ
■集中して感覚麻痺
■認知的不協和

これらの例として、医療事故が挙げられています。
簡単な手術だったが、権威のある医師に誰も口出しできず、患者が死亡してしまった。医療現場が閉鎖的で第3者の目もなく、仕方がなかったで終わってしまう。誰も権威ある医師に口ごたえできない雰囲気。

また、西暦 2世紀でも瀉血(血液を抜き取り排毒する療法)が流行ったが、医療的には全く効果がないばかりか、患者に悪影響とわかっているが流行っていた。
うまく完治すれば瀉血のおかげ、失敗しても瀉血でも治らなかったから手遅れだったというクローズド・ループに陥っているなど、失敗に囚われてしまう。

どうすれば失敗を活かせるか

一方で、失敗をうまく活かせている事例として、飛行機の事故率が非常に低いことを挙げています。

飛行機事故があった時は、
・ブラックボックスで事故を検証する仕組み
・パイロットが原則的に批判しない仕組み
・第3者機関で検証できる仕組み

が整っていることを挙げています。

失敗を活かすための技術

失敗を活かすための技術として、下記が紹介されています。

■反事実を検証する(RCT:ランダム化比較試験)
直感に囚われるのではなく、データとして実際に効果があるかを検証すること。
例えば、アフリカの子供たちに対して教科書を配ることで一見すると学力が伸びているように見えるが、教科書を配っている地域・配ってない地域で検証すると学力の差がなかったなど。
感情ではなく、比較して検証することが大切。

■進化=選択の繰り返し
ノズルの目詰まりを改善する課題に対して、綿密に計算して作った1つの試作機よりも数を作って良かったものをベースに改善を続けていく方が、断然最適化が早くできた。
人間など動植物と同様に多様性から最適解が自然と選ばれていく方が早い。

■単純に考えない、すぐに犯人探しをしない
我々の脳は答えをわかりやすい答えを求めて、安心・納得しようとする。
よくよく調べてみると全く違う結論に行き着く場合がある。
要素をできるだけ細かく分解して評価する。

■フィードバックをえる
アップルストア、ドロップボックスなど、リーンスタートアップとして、まずはサービスをリリースしてみて、ユーザーの反応から改良する方が便利なサービスは早く作れる。
フェイルファースト。

■小さな改善を積み重ねる(マージナル・ゲイン)
ロードレースチームを優勝に導くため、飲み物の温度、就寝時間など事細かにデータをとり、優勝をもぎ取った。RCTで比較検証して、マージナルゲインを繰り返す。

■責任を取らせることは、改善につながらない。
ミスを犯した看護師、ベビーシッターに一方的に責任を押し付けるだけでは、改善しない。
クローズな環境となってしまい、誰もミスを報告しなくなる隠蔽体質になってしまう。

失敗を活かすためのマインドセット

失敗を活かせるかどうかは、失敗したからダメだったと諦めるのではなく、なぜ失敗したか、次からどうすべきかというマインドを持つことです。
サッカー選手のベッカムも子供の頃から多くの失敗をして、それを糧に改善をしたからこそ成功に辿り着いている。

一方で、失敗した=自分はダメだと短絡的に考えていては、成長につながりません。

肝心なのは、成功や失敗をどうとらえるかだ。

「正解」を出したものだけを褒めていたら、「一度も失敗せずに成功を手に入れることができる」という間違った認識を植え付けかねない。

結論:失敗を活かす仕組みを作る

本書を読んで、いかにして失敗を活かす仕組みを作るかが大切かを理解できました。

書籍の最後では、
・あなたは判断を間違えることがありますか?
・自分が間違った方向に進んでいることを知る手段はありますか?
・客観的なデータを参照して、自分の判断の是非を問う機会はありますか?

という質問があり、これらは全て「はい」と答えられなければ、失敗をいかせていないということです。

つまり、
・自分が間違っているかもしれないということを念頭におくべき
・客観的な仕組みで自分が間違っているかどうかを検証すべき
・間違っているかどうかは、データで裏付けをとるべき

ということです。

何かを始める時に、意識してみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今日は失敗を生かす科学を読んで私なりに大切だと思ったことをまとめてみました。
社会人としての生活もそうですが、株式投資、自分個人としての目的など様々なところに応用が利く考え方だと思います。

気になった方はぜひ手に取って読んでみてください。

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