【積水ハウス(1928)】2025年1Q決算を解説|営業減益・株価急落も、今後の展望は?

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コラム

こんにちは。

本日は、私も100株保有している【積水ハウス(1928)】の2025年度第1四半期(2月〜4月)決算が発表されましたので、
内容を詳しく見ていきたいと思います。

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なお、私の保有状況は以下の通りです。

決算発表を受けて本日は株価が急落し、1日で6%超の下げとなりました😱
投資家としてはちょっと心が痛いところですが、落ち着いて中身を見ていきましょう。


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1. 全体業績のポイント

第一四半期の状況

項目 2024年1Q 2025年1Q 増減率
売上高 7,770億円 8,940億円 +15.1%
営業利益 717億円 602億円 -15.9%
経常利益 709億円 468億円 -34.1%
四半期純利益 504億円 333億円 -33.8%
EPS 77.83円 51.49円 -26.7%
  • 売上高は好調で過去最高水準。

  • 一方で営業利益・純利益は大きく減少

  • 特に米国の為替差損(▲46億円)や社債利息増(+43億円)といった営業外コストが響きましたs20250605


2. セグメント別の概要

請負型ビジネス(国内住宅事業)

事業 売上高(前年比) 営業利益(前年比)
戸建住宅 +4.1% +31.5%
賃貸・事業用建物 -4.0% -17.6%
建築・土木 +3.4% +107.4%
  • 戸建は高単価商品の推進により利益率改善(ZEH比率96%と高水準)。

  • 一方で、賃貸・事業用建物は固定費増で減益。

ストック型ビジネス(管理・リフォーム)

事業 売上高(前年比) 営業利益(前年比)
賃貸住宅管理 +4.4% +25.8%
リフォーム -1.9% -5.5%
  • 空室期間短縮やバリューアップで管理事業は好調。

  • リフォームは需要は堅調だが利益がやや伸び悩み。

開発型ビジネス

事業 売上高(前年比) 営業利益(前年比)
仲介・不動産 +19.0% +24.6%
マンション -17.9% -9.5%
都市再開発 -65.3% -75.0%
  • 大型物件の売却反動で減益。ただし進捗は計画通りとのこと。

国際ビジネス

事業 売上高(前年比) 営業利益(前年比)
米国含む海外事業 +118.6% -53.8%
  • 米国のMDC社が通期寄与して売上増。ただし住宅金利高止まり・のれん償却負担で利益は減少。

  • インセンティブ費用増も響く。


3. 財務状況と配当見通し

  • 自己資本比率は40.8% → 39.9%とやや低下。

  • 通期予想は据え置き。EPS357.97円、配当144円(前期+9円増)を予定t20250605

  • 配当金予測

    今期決算予測


4. 投資家としての所感

決算発表を受けた株価の急落は、減益決算に対する失望売りが大きかったと考えられます。特に海外事業の収益悪化が目立ちました。

ただし、国内事業は堅調で、請負・ストック型ビジネスは引き続き高い利益率を維持しています。私はこの長期的な企業価値に期待して保有を継続しています。

高配当銘柄としての魅力も依然として健在です。短期的な値動きに惑わされず、じっくりと構えていきたいと思います。

以上です。

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