2025年6月25日、HSBCホールディングス(ADR)より39.41米ドル(税引後)の配当金を受領しました。
ドル円レート144円換算で、約5,680円の着金です。
目次
💹 保有状況(ADR/米ドル建)
項目 | 内容 |
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保有株数 | 100株 |
平均取得単価 | $50.57 |
現在株価 | $61.09(2025年6月25日時点) |
評価含み益 | +1,052 USD |
為替レート | 1 USD = 144 JPY |
今回配当金(円) | 39.41 × 144 ≈ 5,680 JPY |
📈 最新業績と決算の概況(2025年1Q)
HSBCの2025年第1四半期(1Q)決算は4月29日発表されました。
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税引前利益:95億ドル(前年同期比△32億ドル、1Q24は127億ドル)
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税引後利益:76億ドル
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経常収益(売上高):176億ドル(前年同期比△15%、前年は204億ドル)。ただし調整後は177億ドルと7%増
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純金利収益(NII):83億ドル(前年同期比△4000万ドル)、しかし調整後では堅調維持
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調整後RoTE(自己資本利益率):18.4% → 前年同期から+2.0ポイント
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1株配当(DPS):0.10ドル(前年より減少、1Q24は特別配当含む0.31ドル)
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配当&自社株買い:1株0.10ドル配当+最大30億ドルの自社株買い実施予定
🏗️ 経営戦略と今後の見通し
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コスト削減プログラム:
CEO ジョルジュ・エルヘデリー氏の下、2026年末までに15億ドルのコスト削減目標を掲げ、2025〜26年にかけて人件費を8%圧縮予定。初年度は3億ドルの節約。 -
グローバル再構築:
米・欧・英の投資銀行業務を縮小し、アジア・中東の事業へシフト。銀行の中核を「東部市場」と「西部市場」に再編。 -
トレード・強化:
FX、債券・株式トレーディングが大きく伸びており、構造的利益の安定化に貢献。 -
グローバル・貿易環境への対応:
米中貿易摩擦への懸念から、追加の貸倒引当金(1Qで8.76億~9.00億ドル)を積み増し。万一さらなる関税拡大があれば、+5億ドルの追加引当も想定。
📊 まとめ:投資家視点から見たポイント
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配当利回りは現株価($61.09)で約1.0%程度と控えめながら、自社株買い+安定配当姿勢が魅力。
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NII減・ECL増の影響大だが、FXや債券取引部門が収益を支える形。
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コスト削減とアジア重視の戦略は中期的な収益基盤強化のチャンス。
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ただし、米中関係の動向・金利政策・地域別業績格差には引き続き注視が必要。
以上です。
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