目次
はじめに:中田敦彦さんのYouTube動画から考える「国債と減税」
最近、話題になっているYouTube動画
▶︎ 【国債で減税していいのか?】中田敦彦のYouTube大学
中田さんが話がとても上手で1時間位の動画でしたが、とても面白く見ることができ、勉強になりました!
この動画では「国債を発行して減税する」ことに警鐘を鳴らす内容が取り上げられていました。
ざっくりまとめるとこんな話です:
-
日本は今「不換紙幣」の時代(紙幣の裏付けは金ではなく、国の信用)。
-
その中で、国債を発行して景気を刺激するMMT的な政策が採られてきた。
-
アベノミクスでは円安と企業利益を引き出す一方、賃金は伸びなかった。
-
その結果、金利を上げられず、円安が進行している。
-
今また「国債で減税」しようとすれば、物価高を招く危険がある。
-
解決策として「大企業に法人税を多く課し、消費減税で個人を助ける」という“逆アベノミクス”を提案。
なるほどと思う部分もありますが、投資家としては少し立ち止まって考えたい点もあります。
以下では、配当株投資をしている人や、つみたてNISAでS&P500やオルカンを積み立てている人向けに、今の経済環境で気をつけたいことを整理してみました。
【1】高配当株に投資している人が知っておきたいこと
● 今は「金利が上がる」フェーズ。=債券価格は下がる。
これは「国債が売られて金利が上がっている」という意味です。
要因は以下のようなものが重なっています:
-
日銀が国債を買い支える量を減らしている
-
財政の悪化で「将来返せるのか?」という不安がにじんでいる
-
海外と比べて日本の金利が上がりにくいので円が売られ、円安が続く
● 高配当株は「金利上昇」にどう影響する?
金利が上がると、こんな動きが起こりがちです:
| 業種・セクター | 影響 |
|---|---|
| 銀行・金融 | プラス(利ざや拡大)だが保有債券の評価損に注意 |
| REIT・公益・通信 | マイナス(借入コスト上昇、債券的な性格) |
| 輸出企業(円安メリット) | プラス(円安で利益増) |
● 見るべきポイント(個別銘柄のチェック)
高配当株は“配当利回り”だけでなく、次の点をチェックしておくと安心です。
-
配当性向(利益のうち配当に回す割合):高すぎると減配リスクあり
-
借入の状況:変動金利が多い企業は、利払いが増える可能性
-
円安メリットがあるか?:輸出中心の企業なら追い風
-
累進配当・DOE採用か?:減配しにくい方針の会社は安心感
【2】つみたてNISAでS&P500やオルカンを買っている人へ
● 為替(円安・円高)はどう影響する?
-
円安になると、外貨建て資産の評価額が上がる(ドル資産が多いS&P500は特に恩恵)
-
逆に、円高になると評価額は下がる
→ 長期で見ると為替は上下を繰り返しますが、短期では影響が大きく見えるため、不安になりがちです。
● リバランスと継続がカギ
-
年に1回くらい、日本資産と海外資産の比率を見直す(リバランス)
-
為替が大きく動いても、積み立てをやめないことが一番大切です
-
ヘッジ付き商品もあるけど、コストや長期視点を考えると、基本はそのまま積立継続が正解
【3】筆者の考え:法人税の増税より「支出の見直し」を
中田さんの提案のうち、「大企業にもっと法人税を」という点について、私は懐疑的です。
● なぜか?
-
法人税率は既にそれほど低くない(日本は実効税率29.7%、世界的に見ても平均以上)
-
むやみに税率を上げると、企業の投資や賃上げの余力が削られる
-
海外企業との競争に不利になり、長期的に経済が縮小しかねない
● むしろ必要なのは?
-
無駄な支出や補助金の見直し
-
未来につながる支出(教育・エネルギー・デジタル)に絞ること
-
誰かに依存するのではなく、自分たち一人ひとりが日本経済の一部を担っているという意識
【4】私たちにできること:オーナー意識を持とう
ウォーレン・バフェットが投資した企業に“入り込んで構造改革”をしたというより、
経営を信頼して任せつつ、資本の視点で企業価値を高める投資をしてきたように、
私たちも「自分がこの国のオーナーの一部なんだ」という気持ちで日々の仕事に取り組むことが大切だと感じています。
-
自分の仕事が付加価値を生み、
-
その企業が利益を出し、
-
社会が豊かになり、
-
最終的に株主である自分にもリターンが返ってくる
そんな循環を作る一人として、日本の未来に関われたら嬉しいですね。
おわりに:情報にふりまわされず、「自分の軸」を持つ
経済の話は難しく感じるかもしれませんが、投資をしている私たちこそ、きちんと理解したいもの。
-
「金利が上がるとどうなる?」
-
「円安って自分にどう関係する?」
-
「配当利回りの裏にある“数字”って?」
こういったことを少しずつ自分で考えていくことが、ぶれない投資スタイルにつながります。
焦らず、止めず、学びながら、
“オーナー”としての視点を持って、これからも自分の資産を育てていきましょう。



コメント
日米金利差が4%あると円のダンピングが起きやすくなり、
年率4%の円安圧力がかかると推定されます。日本の国富の90%くらい
3500兆円は恐らく円建てでアベノミクス拡大収束の20年の前半10年ですでに40%目減り済み。
残りの10年でも40%目減りを仮定するとこれは隠れた資産増税で年率で120兆円の
アベノミクス税に相当すると定義可能です。国家予算と同額でgdp課税率だと20%です。
以上が日銀利上げの合理性の根拠と考えます。どうせ徴収されるものならば、
国債を減らしながら金利を徴収される方がお得です。
コメントありがとうございます!
勉強になります。