オリオンビールがIPO!:事業の実力と“配当性向30%”で試算する株主還元妄想!

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コラム

皆さん、こんばんは。

沖縄県の、名産ビールであるオリオンビールが上場するらしいですね。

私もオリオンビールが大好きで、IPOでの購入を狙いたいなと思っております。

そこで今回は同社の事業内容と株主優待がもしあるとしたら妄想してみました!

▼2025/08/26追記

【2025年9月上場】オリオンビールのIPOを解説!配当・優待も!
沖縄の人気ビールメーカー「オリオンビール」が、2025年9月25日に東証プライム市場へ上場予定です。沖縄発の製造業として初の上場であり、注目度の高いIPO案件です。▼2025年9月17日水曜日追記今回は、オリオンビールのIPOの具体的な流れ...
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1. まず「どんな会社?」― 事業と強み

オリオンビールは1957年創業。沖縄で圧倒的なブランド力を持つビールメーカーで、事業は①酒類・清涼飲料、②観光・ホテルの2本柱。観光需要の回復に合わせて、ホテル・工場見学・物販を巻き込む“体験×ブランド”の動線を整えてきました。近年はロゴやブランドを活かしたライセンス(アパレル・雑貨等)も急伸。地域密着型でありながら、観光を通じて全国・海外の接点も増やせるのが独自の強みです。

2. 直近決算のスナップショット(2025年3月期)

  • 売上高は約289億円と2期連続で増収。観光回復・新商品・海外展開が寄与。

  • 当期純利益は73億円。これは不動産売却益など一時要因を含むため、「実力値」を見るときは要調整

  • 営業利益の目安は約32億円。コスト上昇の逆風はありつつ、収益力は改善トレンド。

  • ブランド・ロゴを活用するライセンス事業が約30億円まで拡大。営業外に頼らない**“稼ぐブランド”**への転換が進んでいます。

まとめ:短期的には特殊要因で利益が膨らんだ面もあるが、観光回復+ブランドライセンスで中期の収益基盤が厚くなっているのはポジティブ。

3. 上場後を見据えた「株主還元」を予測(配当性向30%で試算)

ここからは妄想ですが、**配当性向=30%**を仮定して、配当と利回りがあり得るとしたらどうなるか考えてみました!

3-1. 配当総額のラフ試算(2パターン)

  • 報告利益ベース(当期純利益73.01億円)
     → 年間配当総額 約21.9億円(=73.01×30%)

  • 実力ベース(営業利益32億円 → 税後を約70%と仮定して純利益22.4億円)
     → 年間配当総額 約6.7億円(=22.4×30%)

ポイント:上場初年度は投資計画やレバレッジ是正も絡むため、「実力ベース」寄りで控えめに出す会社が多いです。IPO後の配当方針は目線感として押さえておくのが吉。

3-2. 想定PER別の配当利回り早見(配当性向30%前提)

実は、配当利回りは「配当性向 ÷ PER」で表せます(EPSは相殺)。

  • PER12倍約2.5%

  • PER15倍約2.0%

  • PER18倍約1.7%

同業大手はDOE(株主資本配当率)の累進配当や、配当性向30~40%を掲げる例が目立ちます。IPO後1~2年は投資優先でも、中期に配当厚めへシフトする余地は十分。

4. 「株主優待」― 業界慣行になぞらえた“現実的な案”

ビール・食品セクターの慣行を踏まえ、オリオンで実装しやすい株主優待を妄想してみました!

  • A:自社商品セット
     100株以上:350ml×6本または飲料詰め合わせ(長期保有:12本に増量)
     200株以上:350ml×12本 または 2,000円相当食品・飲料
     1,000株以上:350ml×20本 or 4,500円相当詰め合わせ or 3,000円寄付
     └ 長期優遇(3年以上)で本数・金額を上乗せ

  • B:ECクーポン(公式グッズ含む)
     1,000~3,000円分。ロゴ・アパレル等の“ライセンス”と好相性で在庫・物流負担を軽くできる。

  • C:工場見学・飲み比べ優待/県内施設の割引
     名護工場「ハッピーパーク」の優先予約や、ホテル内レストランの割引券など体験型を組み合わせる。

  • D:寄付選択(サンゴ保全・文化振興など)
     地域ブランドとしての矜持を示す選択肢。

コスト感(概算モデル)
全国発送の商品セットを1口1,500円(製品+梱包+送料の合計:仮定)とすると、

  • 対象1万人約1.5億円

  • 3万人約4.5億円
    営業利益32億円の年なら、優待原価は**5~14%**の負担感。

まあ、なかなかのコストなので上場後すぐに優待は無さそうですね。。

5. 投資家がチェックすべき論点(上場前後)

  • 一時益の剥落後にどの利益水準をキープできるか(=配当原資の実力)。

  • 配当方針(配当性向/DOE/累進配当)と資本政策(負債圧縮・投資計画)。

  • ライセンス事業の伸び率と利益寄与(粗利の厚い新柱)。

  • 観光×ブランドの掛け算:ホテル・工場・物販・海外ライセンスの回転数。

6. まとめ

  • オリオンは地域ブランド×観光という独自の成長軸を持つ消費財メーカー。

  • **配当性向30%**前提なら、**PER12~18倍で利回り1.7~2.5%**のレンジ感。

  • 優待は商品×ECクーポン×体験のミックスが実装現実性・話題性ともに高い。

  • IPO直後は控えめでも、中期は“配当+軽量優待”でファン株主を増やす余地がある——そんなシナリオが描けます。

以上です!

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