【2025年9月上場】オリオンビールのIPOを解説!配当・優待も!

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コラム

沖縄の人気ビールメーカー「オリオンビール」が、2025年9月25日に東証プライム市場へ上場予定です。

沖縄発の製造業として初の上場であり、注目度の高いIPO案件です。

▼2025年9月17日水曜日追記

【9月22日追記】初めて挑戦したオリオンビールIPOの抽選結果は…?当選確率の現実と初心者ができる工夫
皆さんこんばんは!今日は私が初めて申し込んでみたオリオンビールのIPOの結果についてまとめたいと思います。楽天証券はまだ抽選中みたいですが、結果が出ましたらまた追記します。2025年9月22日追記楽天証券の抽選が本日ありましたが、・やっぱり...

今回は、オリオンビールのIPOの具体的な流れや株主優待株価予測などを整理してみました。

▼目論見書

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/ipo/202508212101.pdf

▼解説動画

※2025年3月期の売上上昇は不動産売却による特殊要因です。


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2. IPOスケジュールと流れ

IPO(新規公開株)は「申し込みの流れ」を押さえることが大事です。

  • 仮条件決定日:9月8日
    (株価の目安レンジが決まる日)

  • ブックビル期間:9月9日 0:00 ~ 9月12日 11:00
    → 投資家が「この価格なら買いたい」と需要を申告する期間。抽選参加のために必須の手続きです。

  • 抽選結果発表:9月16日 18:00 ~

  • 購入意思表示:9月17日 0:00 ~ 9月19日 12:00
    → 抽選に当たったら「実際に買います」と意思表示が必要です。これを忘れると当選が無効になります。

  • 上場日:9月25日

用語解説

  • ブックビルディング(Book-building):証券会社が需要を集めて「公開価格」を決める仕組み。株の値段を一方的に決めるのではなく、需要を聞いて決める方式です。

  • オーバーアロットメント(OA):人気が集中して株が足りないときに、追加で売り出す仕組み。需給の安定化を狙います。

  • IPO(Initial Public Offering):未上場企業が株式を証券取引所に公開(上場)し、広く一般の投資家へ株式を売却することで、資金調達を行うことです。

3. 想定株価と時価総額

  • 想定売出価格は770円前後

  • 発行済株式総数から逆算すると、時価総額は約1,670億円規模が見込まれます。
     → 地域企業としてはかなり大きな案件です。


4. 売出株数と規模感

  • 売出株数:21,672,400株

  • オーバーアロットメント:3,250,800株
    合計約2,490万株が市場に出るため、大型IPOに分類されます。


5. 株主優待の内容

オリオンビールは株主優待制度を上場前から導入する点が大きな特徴です。

目論見書より

  • 1,000株以上 2,000株未満
    ①オリオンビール6缶セット または ②オリオンTシャツ(スタンダード)

  • 2,000株以上
    ③オリオンビール12缶セット または ④オリオンTシャツ(プレミアム)

条件:**1年以上の継続保有(2027年3月以降)**が必要。


6. 必要な投資金額をシミュレーション

  • 想定価格770円 × 1000株 = 77万円

  • 優待を受けるには最低77万円程度の投資が必要になります。

  • 2,000株の場合は約154万円。初心者にはやや高めですが、ビール好きには魅力的な優待内容です。


7. 配当方針

  • 配当性向50%(利益の半分を配当に回す方針)

  • DOE7.5%(株主資本に対する配当の水準を重視)

上場初年度から中間配当(9月末基準)を予定。安定した株主還元姿勢が示されています。

目論見書より


⒏配当試算(配当性向50%の場合)

EPS=133.9円 × 50% = 約67円/株

👉 想定株価770円で計算すると、**配当利回りは約8.7%**と非常に高い水準に見えます。
ただし、2025年3月期の売上には、ホテル等の不動産売却益の特殊要因が含まれているため、来期以降もこの水準を続けられるかは要注意です。

**実力ベース(EPS60〜80円程度)**なら、

  • 60円 × 50% = 30円配当

  • 80円 × 50% = 40円配当
    → 利回りは**3.9〜5.2%**程度

9. 初心者向けチェックポイント

  • IPO参加には証券口座が必須(複数口座で申込むと当選確率アップ)

  • 77万円規模からの投資で優待が狙える

  • 配当+優待を組み合わせると、実質利回りは2〜3%を視野に入れられる可能性あり

  • 大型IPOのため、初値の動向は読みにくい。成長性と還元姿勢の両面から長期保有を検討すると安心


まとめ

オリオンビールIPOは、

  • 沖縄ブランド × 大型IPO

  • 初年度から配当+優待あり

  • 実質的に「応援投資」として楽しめる案件

という特徴を持っています。投資初心者にとって、IPO体験をしながら株主優待でオリオンビールを楽しめるのは魅力的ですね。

以上です。

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