【決算分析】無印良品、過去最高益で株式分割も実施!高配当投資家は買いか?

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コラム

2025年8月期第3四半期決算が発表され、無印良品を展開する良品計画(7453)は、あらゆる指標で過去最高を記録する好決算となりました。

さらに株式分割の発表もあり、個人投資家にも注目が集まっています。

この記事では、業績、配当、株主優待、今後の戦略まで網羅的に解説し、私、個人の高配当株投資家の意見として「買い」判断ができるかを検討します。

決算説明会資料 | IR情報 | 株式会社良品計画
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1. 好調すぎる決算概要:全セグメントで増収増益!

売上高:5,910億円(前年同期比+19.2%)
営業利益:594億円(同+39.9%)/営業利益率:10.1%(+1.5pt)
純利益:435億円(同+30.1%)

主力の国内事業が牽引し、ECも含めた既存店売上は3四半期連続で二桁成長を達成。海外事業も中国や欧州を中心に堅調で、為替の追い風も受けて利益率が改善しました。

セグメント 営業収益(億円) 営業利益(億円) 営業利益率
国内 3,590(+22.5%) 413(+34.1%) 11.5%
東アジア 1,645(+14.1%) 325(+27.5%) 19.8%
東南アジア・オセアニア 364(+26.3%) 44(+25.5%) 12.3%
欧米 309(+5.1%) 53(+38.1%) 17.2%

2. 通期業績予想も上方修正済み

営業収益:7,760億円(+17.3%)
営業利益:700億円(+24.7%)
純利益:470億円(+13.1%)

第4四半期には為替効果の剥落や販管費増により営業減益の見通しですが、それを織り込んでも通期業績は堅調に推移しています。


3. 配当と株主還元:増配&株式分割で魅力倍増!

  • 年間配当:44円 → 前期比+4円(+10%)

  • 配当利回り(7月12日時点株価2,300円換算):約1.91%

  • ROE:15.2%、ROA:12.6% と財務健全

さらに、2025年9月1日付で1株→2株の株式分割を発表!
これにより投資単位が実質的に半分となり、優待カード(7%割引)も100株以上保有で継続適用。少額投資家にとっては実質的な優待拡充となります。


4. 成長戦略:国内郊外&アジア出店で攻勢

  • 世界最大級店舗「イオンモール橿原店」開業

  • 国内は郊外中心に出店加速(第3Q末:国内674店舗/前年+63)

  • 中国大陸では33店舗新規出店、17店舗閉鎖の“スクラップ&ビルド”戦略

  • EC売上やスキンケア事業の強化で収益の多様化も進行中

中期計画(2027年8月期)では営業収益8,800億円、営業利益790億円を目指し、年平均10%以上の成長を想定。配当の持続性にも期待が高まります。


5. 投資判断:高配当&成長性を兼ね備えた魅力株

評価項目 評価
業績の安定性
配当の持続・増配余地
株主優待の魅力 ◎(7%割引/分割で実質拡充)
財務体質 ◎(自己資本比率約58%)
成長余地(国内・海外)

→ 総合評価:「買い候補」

無印良品は、高配当銘柄としての魅力に加えて、成長戦略・優待の魅力・分割によるアクセス性改善まで揃った“今注目の優良銘柄”といえます。


6. まとめ:個人投資家が注目すべきポイント

  • 配当利回りは1.9%と高配当銘柄の中では中程度だが、成長性と優待を含めた総合利回りは魅力

  • 株式分割により投資ハードルが下がり、新NISAでの長期保有にも最適

  • 海外事業の利益率向上が継続すれば、今後さらなる増配の可能性あり

以上です。

 

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