【運用報告書から読み解く】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 第7期の成績と注目ポイント

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コラム
過去5年間の基準価額推移

2025年春、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)の第7期運用報告書が届きました。投資初心者の方でもわかりやすく、ポイントを整理してご紹介します。


① オルカンの成績はどうだった?

今回の運用期間(2024年4月26日~2025年4月25日)において、基準価額は以下のように推移しました。

  • 期首基準価額:24,005円

  • 期末基準価額:24,270円

  • 騰落率:+1.1%

  • 分配金:0円(再投資型)

基準価格の推移

わずかですがプラスで終えています。特に目立つ値動きはなかったものの、安定感ある推移でした。


② ベンチマークとの比較

オルカンは「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という指標に連動することを目指しています。今回はそのベンチマーク(+0.9%)を**+0.2ポイント上回る成績**を記録しました。

ベンチマークとの比較

プラス要因は外国株ファンドで、特に配当税率の差などがパフォーマンスを押し上げました。


③ 費用はどのくらい?

オルカンの魅力は「低コスト」。今回の費用は以下のとおりです。

  • 信託報酬:0.058%

  • その他費用含む総コスト:0.094%

  • 総経費率(参考):0.08%

経費の割合

年間コストが0.1%未満というのは非常に優秀。長期積立にぴったりの設計です。


④ 資産の中身は?

どんな地域や銘柄に投資しているかも気になるところです。

  • 外国株式が約85%(米国中心)

  • 新興国株式が約10%

  • 日本株式が約5%

外国株式の中では、マイクロソフトやApple、NVIDIAなどおなじみの米国ハイテク株が上位に来ています。

組み入れ銘柄上位


⑤ 過去5年の推移は?

長期で見てもオルカンのパフォーマンスは良好。2020年以降、基準価額は2.5倍以上に成長しました。

過去5年間の基準価額推移


⑥ これからの方針は?

  • 基本的な資産配分(日本・先進国・新興国)を継続

  • 配当は引き続き「再投資型」で成長を重視

  • 信託金限度額を引き上げ、今後の資金流入にも対応


⑦ 私の保有状況 ~新旧NISAでコツコツ積立中~

私自身もこの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をつみたてNISA旧つみたてNISAの両方で長期保有しています。以下は2025年6月時点での評価状況です。

私のNISA口座の状況

税制区分 評価額 含み益 含み益(%) 保有口数 現在値
つみたてNISA 1,091,179円 +75,789円 +7.46% 399,524口 27,312円
旧つみたてNISA 1,889,990円 +727,430円 +62.57% 692,000口 27,312円
合計 2,981,169円 +803,219円 1,091,524口

(2025年6月現在)

📈前日比でも+17,000円を超える上昇があり、資産形成の手応えを感じられるタイミングでした。


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まとめ

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、今回も低コストで安定した運用を継続しています。大きなリターンはないものの、「世界中に分散投資」という王道スタイルを手堅く実行してくれる頼もしいファンドです。

これから投資を始める方も、すでに積み立て中の方も、運用報告書を読み解くことで安心感を得られるかもしれません。引き続きコツコツ積立を続けていきたいですね。

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