通信キャリア4社を徹底比較!契約者数・業績・経済圏・株主還元のすべて【2025年版】

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コラム

2025年現在、日本の通信業界は「単なる電話会社」から「生活インフラ企業」へと進化しています。
特に先日NTTドコモが、住信SBIネット銀行を傘下にすることを発表しましたね。

NTTドコモ、住信SBIネット銀を子会社化へ SBIは全株売却=関係者
NTT傘下のNTTドコモが、住信SBIネット銀行 を子会社化する方針を固めたことが分かった。関係者によると、株式公開買い付け(TOB)を実施し、発行済み株式の3分の2程度の株式取得を目指す。

本記事では、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルの4社について、
以下の5つの観点から比較し、各社の立ち位置や戦略を読み解いていきます。


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◆ 契約者シェア(件数)

企業名 契約者シェア おおよその契約数
NTTドコモ 40.4% 約8,900万件
KDDI(au) 31.6% 約7,000万件
ソフトバンク 24.2% 約5,300万件
楽天モバイル 3.9% 約860万件

解説:
NTTドコモがシェア4割超でトップを維持。KDDI・ソフトバンクがそれぞれ2位・3位で拮抗しています。一方、楽天モバイルは後発参入ながら860万件を超え、着実にシェアを伸ばしていますが、まだ大手との差は歴然です。


◆ 直近決算実績(2024年度)

企業名 売上高 営業利益
NTTドコモ 約5.3兆円 約9,400億円
KDDI(au) 約6.0兆円 約9,522億円
ソフトバンク 約3.6兆円 約6,570億円
楽天モバイル 約3,646億円 ▲3,375億円(赤字)

解説:
KDDIが売上・営業利益ともに業界トップ。ドコモも堅実な収益基盤を維持。ソフトバンクは安定した営業利益を確保しています。楽天モバイルは大規模投資が続いており、赤字が継続しています。


◆ 今期決算予測(2025年度)

企業名 売上予測 営業利益予測
NTTドコモ 約5.5兆円 約9,600億円
KDDI(au) 約6.2兆円 約9,700億円
ソフトバンク 約3.8兆円 約6,700億円
楽天モバイル 約4,200億円 ▲3,000億円(改善予想)

解説:
4社とも微増の見込み。楽天モバイルも売上は増加し、赤字幅の縮小が予想されています。設備投資の一巡により、黒字化への第一歩となるか注目されます。


◆ 提携サービス・経済圏

企業名 主な提携・経済圏サービス
NTTドコモ dポイント、d払い、ローソン、dカードなど
KDDI(au) au PAY、auじぶん銀行、ファミマ、auスマートパスなど
ソフトバンク PayPay、PayPay銀行、セブン-イレブン、ヤフー関連
楽天モバイル 楽天カード、楽天市場、楽天銀行、ミニストップなど

解説:
各社とも通信と金融・流通を組み合わせた「経済圏づくり」に注力。ドコモはポイントを中心に生活全般に接点を構築。KDDIはスマホ決済と銀行連携で堅実に展開。ソフトバンクはデジタル&広告寄り、楽天は既存の楽天経済圏を全面活用しています。


◆ 株主還元施策

企業名 株主還元内容
NTTドコモ 安定配当+還元性向を意識した政策
KDDI(au) 23期連続の増配+株主優待(カタログギフト)
ソフトバンク 高配当(利回り5%以上)、安定還元
楽天モバイル 配当なし/楽天モバイル1年無料などの優待提供

解説:
KDDIは株主重視の姿勢が強く、個人投資家から高評価。ドコモとソフトバンクも安定的に配当を出しています。楽天は配当よりも優待重視で、楽天経済圏ユーザーに特化した恩恵があります。


【まとめ】

通信キャリア各社はそれぞれの強みを活かし、通信+金融+ライフスタイルの「複合経済圏」を拡大中です。

  • NTTドコモ:堅実なインフラと王道戦略

  • KDDI:金融融合で差別化、還元政策も優秀

  • ソフトバンク:テック志向で新事業にも積極的

  • 楽天モバイル:赤字でも経済圏活用で勝負に出る

今後の投資や通信サービス選びの参考に、ぜひこの比較記事を活用してください。

以上です。

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