【2025年10月】株主優待おすすめ5銘柄まとめ

スポンサーリンク
コラム
スポンサーリンク

1. まずは“権利取り”の基礎

  • 権利確定日:会社が「この日」に株主名簿を見て対象者を決める日。

  • 権利付き最終日:その月の権利をもらえる“最終の買い日”。この日の大引けまで保有していればOK。

  • 権利落ち日:翌営業日。ここからは、当月の権利は付かない

  • いつ買って、いつ売れる?

    • 10月末が権利確定の銘柄は、10/29(水)大引けまで保有10/30(木)以降は売却しても権利は維持

    • 例外で、10/31以外の“別日”が確定日の銘柄もあるので、各社のIRや証券会社のカレンダーで必ず確認。

    • 夜間PTSは“翌営業日扱い”になるため、権利付き最終日の夜に買っても権利は付かない点に注意。

メモ:日本市場は現在“原則T+2”(約定の2営業日後に受渡)。将来のT+1化が議論中だが、少なくとも2025年10月時点の実務はT+2前提でカレンダーが組まれている。


2. 2025年10月優待「厳選5銘柄」サマリー

銘柄名 コード 優待内容(10月) 最低投資額の目安* 今年の変更点・注目点 ひとこと評価
ロック・フィールド(RF1) 2910 おそうざい券(保有株数・年数で金額変動、10月分は翌年1月に発送) およそ20万円台〜 長期保有者向けの贈呈基準あり。将来の優待基準見直しが告知済み 実用性◎。食品系で使い勝手が良い
正栄食品工業 8079 自社お菓子詰合せ(人気の“お菓子箱”) およそ40万円台〜 中身は毎回変化。実勢感として“ボリューム”が話題 家族ウケ抜群。実質価値の満足度が高い
神戸物産(業務スーパー) 3038 自社グループ商品券等(実店舗で使いやすい) およそ30〜40万円台〜 生活密着で消化しやすい優待。長期でも妙味 生活防衛×優待の王道枠
萩原工業 7856 自社品・カタログ等(長期優遇あり) およそ15〜20万円台〜 堅実&長期保有特典。10月優待の定番 金額が手頃で始めやすい
AB&Company(Agu.) 9251 自社オンライン優待(割引券中心) およそ10万円台〜 2025年分から区分と内容を一部変更。配当の上方修正も話題 実需派向け。条件変更は必ず最新確認

* 最低投資額は「100株×概算株価」のラフな目安です(相場変動により前後します)。


3. 個別ミニ解説(初心者向けの“使いやすさ”視点)

ロック・フィールド(2910)

百貨店・駅ビルでおなじみ「RF1」などの惣菜ブランド。おそうざい券は日常使いしやすく消化が容易。
長期保有者の区分や将来の贈呈基準見直しが案内済みなので、保有年数要件は要チェック。

正栄食品工業(8079)

ナッツ・ドライフルーツ・菓子の総合商社。“お菓子箱”優待は毎回中身が話題で、満足度が高い。
詰合せ額面は公表されないが、実勢で5千円前後相当とみられる年もあり、“体感価値”が魅力。

神戸物産(3038)

「業務スーパー」を展開。自社グループで使える優待は生活密着でムダが出にくい。
金額はやや張るが、優待の使い勝手・事業の安定性で人気が高い。

萩原工業(7856)

産業資材系。長期保有特典が魅力で、総合利回りのバランスが良い定番の10月優待。
投資額のハードルが比較的低く、優待投資の練習台にも向く。

AB&Company(9251)

美容室「Agu.」など。2025年分から優待区分と内容を見直し(割引券中心に)。
同時期に配当予想の上方修正もあり、総合利回りの面でも再注目。
※優待条件の“区分変更・額面変更”は必ず最新のIRで再確認を。


4. 取り方・注意点(失敗しないコツ)

  • 日付の勘違い対策

    • 10月末基準なら:10/29(水)大引けまで保有10/30(木)から売却可

    • ただし、会社により“別日の確定”もあるので、対象銘柄は必ずカレンダーで再確認。

  • 権利落ちの下落

    • 権利落ち日(翌営業日)は、優待・配当分だけ理論的に下がりやすい。短期狙いは値動きに注意。

  • 長期保有要件

    • 1年以上などの継続保有条件がある銘柄は、貸株サービスで名義が外れるとカウントされない場合がある。利用中は取り扱いを必ず確認。

  • 夜間PTSは要注意

    • 権利付き最終日の**夜間PTSでの買いは“権利落ち扱い”**になるため、優待は付かない

  • 分散&実用性

    • まずは**“使い切れる優待”を複数に分散**。金額を抑えつつ体験し、次月以降に拡張するのが安全。


5. まとめ

  • 10月は銘柄数自体は多くないが、**食品・惣菜・実店舗系の“使える優待”**が多い月。

  • とくにロック・フィールド/正栄食品/神戸物産は万人向けの実用派。

  • 萩原工業は始めやすい定番、AB&Company今年の優待条件変更&配当上振れが注目点。

  • 権利取りは日付管理(10/29保有・10/30売却可)と例外日付の確認長期要件の3点を徹底すれば失敗しにくい。

以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました