2025年9月2日、あおぞら銀行(証券コード:8304)から第1四半期配当22円/株を受け取りました。
保有株数は100株、税引前配当金総額は2,200円。
税金(所得税336円+住民税110円)を差し引くと、手取りは1,754円となります。
保有状況は以下のとおりです:
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評価額:224,250円
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評価損益率:−42.02%(含み損状態)
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現在値:2,242.5円/株
評価損はあるものの、配当によるリターンはしっかり確保できています。
目次
2. 配当利回りと配当方針の安定性
あおぞら銀行の年間配当見通しは88円/株で、配当利回りは約**3.9〜3.92%**と、銀行業界の中では比較的高配当です 。
配当性向は約51%程度と、業績に応じた柔軟な対応がうかがえます。
また、四半期ごと配当を実施しており、安定的なキャッシュフローを得られる点も魅力です。
3. 中期経営計画「AOZORA2027」が示す成長軌道
あおぞら銀行は2025〜2027年度の中期経営計画「AOZORA2027」を策定し、以下を成長の柱として掲げています:
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投資銀行ビジネスの強化と大和証券との連携による協業効果の最大化
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GMOあおぞらネット銀行の黒字化と拡大
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国内金利正常化やM&A環境変化を追い風に事業展開を推進
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これらにより、2027年度にはROE7%、PBR1倍超など資本効率の向上を目指す 青空銀行+15青空銀行+15NCB Library+15。
2026年3月期第1四半期の決算では、投資銀行ビジネスやネット銀行の黒字化による収益拡大が順調に進行していることも確認できます。
4. 市場優位性と事業構造の評価
強み
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ネット銀行との連携による利便性と顧客接点の拡充、特にスタートアップや個人の資産形成支援に強みチームマイクの企業分析。
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投資銀行機能の強化により、LBOや環境ファイナンスなど高付加価値業務への対応力が向上 青空銀行+1。
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安定した資本政策に基づいて、株主還元(配当性向50%程度)と成長投資のバランスを維持
注意点
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含み損の状況(−42%)からもわかるように、株価変動リスクは依然として高いこと。
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銀行業界全体での金利動向や経済環境による業績への影響は無視できません。
5. 投資判断:配当と成長を狙う中期スタンス
| 観点 | 評価 |
|---|---|
| 配当魅力 | ○ 高配当・四半期制度で安定感あり |
| 成長余地 | ◎ ネット銀行と投資銀行の構造転換で成長余地あり |
| リスク要因 | △ 含み損と銀行業界リスクに注意必要 |
結論としては「今のところホールド継続」がおすすめです。 配当による定期収入を得つつ、中期経営計画の進捗を見守る戦略が現実的。将来的に含み損が改善しつつ、成長成果が本格化すれば「押し目での追加投資」も十分検討できます。
6. まとめ:配当+成長シフトの注目銘柄
あおぞら銀行は、四半期配当による安定収益と、投資銀行化+ネット銀行展開による中期的成長という両輪を描く数少ない銀行株です。
現在は含み損状態ながら、注目すべき変革フェーズにある銘柄として、今後の成長シナリオに期待できる魅力があります。
ぜひ今後も「配当実績」と「AOZORA2027の進捗」に注目し、長期投資戦略の中核の一つとしてウォッチしたいところです。
以上です。





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