積水ハウス(1928)は日本を代表する住宅メーカーであり、安定配当株の代表格としても有名です。
2025年9月4日に発表された2026年1月期 第2四半期決算では、国内事業は堅調だった一方、米国事業や再開発の反動で増収減益となりました。
今回は、決算概要・背景要因・配当方針・私の保有状況を整理し、投資家目線で評価していきます。
目次
決算概要(2025年2月1日~7月31日)
📊 全体の数字
| 項目 | 2026年1月期2Q | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2兆154億円 | +8.4% |
| 営業利益 | 1,554億円 | ▲1.1% |
| 経常利益 | 1,366億円 | ▲7.2% |
| 親会社株主純利益 | 1,016億円 | ▲17.4% |
| EPS | 156.76円 | 減益 |
👉 国内事業が好調だった一方、米国住宅の販売不振と都市再開発の反動で利益を圧迫。
セグメント別の動向と背景
🏠 請負型ビジネス(戸建・賃貸・建築土木)
-
結果:売上・利益ともに増加(営業利益+23%)。
-
背景:
-
政府の「子育てグリーン住宅支援事業」などで受注が堅調。
-
戸建住宅はZEH仕様(省エネ住宅)の拡販が好調。
-
賃貸住宅「シャーメゾンZEH」が支持され、受注増。
-
建築土木は資材高を価格に転嫁、大型官庁工事の採算改善。
👉 国内基盤の安定性が際立つセグメント。
-
🔄 ストック型ビジネス(賃貸管理・リフォーム)
-
結果:売上+3.4%、営業利益+21.8%。
-
背景:
-
管理戸数が増加、空室率改善・DX化で効率アップ。
-
リフォームは国の補助金を活用した省エネ改修需要が堅調。
👉 景気に左右されにくく、安定収益源として成長を牽引。
-
🏙 開発型ビジネス(仲介・マンション・再開発)
-
結果:仲介・マンションは好調も、再開発は大幅減収。
-
背景:
-
仲介・不動産は仕入・販売ルート強化で売上増。
-
マンション「グランドメゾン」シリーズの販売が順調。
-
ただし都市再開発は前年の大型案件売却の反動で▲61%。
👉 案件の計上タイミングに左右されやすい部門。
-
🌍 国際ビジネス(米国・豪州中心)
-
結果:売上は+26.8%と伸長も、営業利益は▲48.5%。
-
背景:
-
米国は住宅需要自体は強いが、住宅ローン金利の高止まりと関税不透明感で販売鈍化。
-
在庫調整で利益率も悪化。
-
ただし、金利が下がれば回復余地あり。CEOも「需要は旺盛で金利動向が最大要因」とコメント
youshi_20250904
。
👉 短期的には足を引っ張るが、中長期では回復期待あり。
-
通期業績予想(修正後)
📈 下期の巻き返しに期待
| 項目 | 通期予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4兆3,310億円 | +6.7% |
| 営業利益 | 3,400億円 | +2.6% |
| 純利益 | 2,320億円 | +6.6% |
| EPS予想 | 357.97円 | 増益見込み |
👉 国内の安定事業に加え、下期は米国事業の持ち直しや再開発案件売却が寄与する見通し。
配当方針と株主還元
💰 「累進配当」を掲げる安定志向
-
中間配当:72円(前年64円)
-
年間配当予想:144円(前年135円)
-
配当性向:約40%(EPS357.97円に対して144円配当)
📌 背景と方針
-
利益成長に応じて増配を継続する「累進配当方針」を堅持。
-
配当性向40%は「成長投資と株主還元の両立」を意識した水準。
-
過去10年以上、減配せず安定的に増配してきた実績がある。
👉 配当を重視する投資家にとって大きな安心感。
私の保有状況(SBI証券)
| 銘柄コード | 銘柄名 | 保有株数 | 平均取得単価 | 現在値 | 評価額 | 評価損益 | 評価損益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1928 | 積水ハウス | 100株 | 1,775円 | 3,463円 | 346,300円 | +168,800円 | +95.10% |
📌 取得単価1,775円 → 株価3,463円で評価益は+95%。
📌 年間配当144円ベースでは**配当利回り約4.1%**と高水準。
投資家向けポイント整理
-
✅ 国内事業が堅調:戸建・賃貸・管理が利益を牽引。
-
⚠️ 海外事業にリスク:米国戸建は金利次第で回復も市況依存度が高い。
-
💰 累進配当方針で安心感:配当性向40%前後、今期も増配継続。
-
🌱 環境対応力が強み:ZEH住宅や「シャーメゾンZEH」で長期的な競争力。
まとめ
積水ハウスは、国内の安定収益+海外の成長ポテンシャルを軸に事業を展開しています。
足元では米国事業の不透明感が利益を圧迫していますが、累進配当方針による安定還元は変わらず、高配当株投資の有力候補と言えるでしょう。
👉 「安定的に配当を受け取りつつ長期成長も狙いたい投資家」には引き続き注目の銘柄です。
以上です。



コメント