【三菱HCキャピタル】3期連続で過去最高益!好調セグメントと配当動向に注目【2025年3月期決算】

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コラム

こんにちは!今回は、総合リース大手「三菱HCキャピタル(8593)」の2025年3月期決算について解説します。リースや金融系企業って少し取っつきにくい印象があるかもしれませんが、数字から読み解くと面白いポイントがたくさんあります!

株主・投資家のみなさまへ | 三菱HCキャピタル株式会社
三菱HCキャピタル株式会社は、お客さまの様々なビジネスシーンにおいて、リース・レンタルをはじめ、環境関連サービス、不動産関連サービス、ファクタリング、PFI事業、海外展開サポート、中古機器売買など、三菱HCキャピタルグループが持つ多彩な商品...

2025年3月期 決算ハイライト

決算の実績

  • 売上高:2兆908億円(前年比+7.2%)

  • 営業利益:1,871億円(+28.0%)

  • 経常利益:1,935億円(+27.7%)

  • 当期純利益:1,351億円(+9.1%)※過去最高益を更新!

JSA International Holdingsの決算期変更による取り込み効果や、航空・ロジスティクス分野の好調などが業績を押し上げました。


セグメント別の利益動向(2025年3月期)

それぞれの事業ごとに明暗が分かれました。

セグメント別の実績

  • 航空:472億円(+72.7%)

    • リース料や売却益が大幅増。JSAの決算期調整による上振れ効果も。

  • ロジスティクス:232億円(+30.2%)

    • 海上コンテナ・鉄道貨車のリース事業が好調。

  • モビリティ:31億円(+10.9%)

    • 三菱オートリースの持分法利益が増加。

  • カスタマーソリューション:368億円(-3.3%)

    • 子会社除外や貸倒費用増加が響く。

  • 海外地域:26億円(-83.9%)

    • 米州セクターの低迷により大幅減益。

  • 環境エネルギー:47億円(-35.0%)

    • 国内再エネ案件の貸倒・減損が重しに。

  • 不動産:122億円(+2.4%)

    • 株式譲渡損はあったが、大口売却益でカバー。


配当と株主還元

株主還元

  • 2025年3月期:年間40円(前年比+3円)

  • 配当性向:42.5%

  • 2026年3月期予想:年間45円(+5円、27期連続増配へ!)

業績連動ではなく、安定的な配当方針が見えるのは高配当株投資家には心強いですね!


2026年3月期 業績予想

今期の業績

  • 純利益予想:1,600億円(+18.4%)

  • 海外・環境エネルギー分野での一過性損失の剥落が業績押上げ要因。

  • 為替想定:1ドル=140円、1ポンド=185円。

割と強気な見通しです。再エネ・航空・ロジスティクスへの成長期待が背景にあるようですね。


今後の注目ポイント

  • 再エネ投資を加速(European Energyに20%出資)

  • 中古半導体装置のリファービッシュ事業立ち上げ

  • EV・SAF・水素などGX関連投資が次の柱に?

  • DX人材比率80%超の達成など、内部改革も着実に進行

ESGや成長投資にもしっかり取り組んでおり、総合リース業の枠を超えた展開が進んでいます。


私の三菱HCキャピタル保有状況

現在、私は三菱HCキャピタルの株は保有していません。
ただし、**高配当利回り(約4.5%)**で、増配傾向も継続していることから、ウォッチ銘柄として注目しています。次の買い場が来たら積極的に狙いたいと考えています!


まとめ

三菱HCキャピタルは、航空・物流・環境エネルギーといった成長分野を押さえつつ、高水準の配当を継続している点が魅力的な銘柄です。2026年3月期の増益・増配見込みもあり、引き続きウォッチしていきたい銘柄です。

今後の注目は、

  • 米国リセッションリスク

  • 航空セクターの機材調達状況

  • 再エネ投資の進捗

など。リース業というビジネスモデルの安定感を活かしながら、成長分野にどう展開していくかがカギですね。

以上です。

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