【2025年4月】HSBCより配当金!税引き後143.07 USD/100株保有!

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HSBC

みなさん、こんにちは!

2025年4月30日にHSBC ADRから配当金を受領しましたので、
・今回の配当金の内容
・直近の決算内容、今期決算予測
をまとめました。


1. 配当受取と投資状況

私はHSBCの株を100株保有しており、今回の手取り配当金は143.07ドルでした。
143 × 140でおよそ20,000円位でしょうか?

HSBCの今回手取り配当金

またしっかりと評価益も出ており、個別株としての投資も成功しているといえます。

私のHSBC株の保有状況

 

 

項目 内容
受取日 2025年4月30日
税引前配当(1株あたり) 1.80 USD
総税引前配当額 180.00 USD (1.80×100株)
税引後受取額 143.07 USD
税額相当(差額) 36.93 USD (180.00–143.07)
保有株数 ADRベースで100株
取得単価 50.57 USD
直近終値 55.13 USD(2025/5/1終値)
含み損益 +456.00 USD

※ADR(ADS)は「5普通株→1ADS」の比率で発行されており、1ADSあたり1.80 USDが税引前配当として支払われます Investing.com UK

ADR(アメリカン・デポジタリー・レシート)とは、米国の銀行が発行する「外国企業の株式に連動した有価証券」です。具体的には、以下の仕組みで成り立っています。

  1. 原株式の預託
    外国企業の普通株式を現地の預託銀行に預け入れます。

  2. ADRの発行
    米国の預託銀行(Depositary Bank)が、その預託株式に対応するADR(American Depositary Receipt)を発行します。

  3. ADRの取引
    ADRは米ドル建て・米国市場(NYSEやNASDAQなど)で取引され、配当も米ドルで受取可能です Wikipedia

  • ADS(American Depositary Share)
    ADRが証書(レシート)の名称、ADSはその実体となる「受益証券(一枚の株式を表す単位)」を指します Investopedia

  • メリット

    • 米国の口座だけで外国株に投資できる

    • 為替・税務処理を預託銀行が代行

    • 流動性が高く、取引時間が米国市場に準じる

  • 注意点

    • 預託手数料や為替リスクがかかる

    • 二重課税の可能性(現地課税+米国課税)

HSBC ADRの場合、英国本社の普通株を預託してADSを発行し、1ADS=5普通株の比率で取引されています。
今回の配当もこの仕組みに基づき、1ADSあたり1.80USD(税引前)で支払われました。


2. 直近決算(1Q 2025)ハイライト

2025年1~3月期の主要指標をまとめました。前年同期比や特記事項もご確認ください。

HSBCの2025年1~3月期決算は、税引前利益9.5十億USD、売上収益17.6十億USDと前年同期比+11%、+7%を達成し、市場予想(7.8十億USD)を上回る堅調な内容でした。富裕層向け手数料収入やトランザクション業務が収益を牽引し、金利上昇が純金利収入を押し上げています。一方、カナダ事業売却益剥落の影響で一時的に減益幅は拡大したものの、基礎収益の強さが際立つ「好内容」と言えるでしょう。

指標 実績 前年同期比 備考
税引前利益(PBT) 9.5 十億USD -25% カナダ事業売却益の剥落影響。ただし市場予想(7.8 十億USD)を上回る。 Reuters
売上収益(Revenue) 17.6 十億USD +7% アジア・欧州でのトランザクション増が寄与。
1株あたり中間配当 0.10 USD Q1 2025で承認された額。 HSBC
純金利収入(NII) 105.0 十億USD +5% 米英での金利上昇が追い風に。
信用コスト率(ECL) 35 bps +2 bps 新興国の貸倒れ見通し悪化による増加。
経費 12.4 十億USD +2.5% IT・規制対応コスト増。

セグメント別トピック

  • ウェルス&プライベートバンキング:手数料収入が15%増。

  • グローバル・トランザクション・バンキング:13%増収。

  • マーケット部門(FX・債券等):トレーディング利益拡大。


3. 2025年度決算予測

HSBCが発表した2025年度通期の見通しは以下のとおりです。

項目 目標値・見通し 出典
純金利収入(Banking NII) 約 420 億USD HSBC
信用コスト(ECL率) 貸出残高比 30~40 bps
※150 百万USDの追加引当含む
HSBC
経費増加率(Target basis) 約 3 %増(FY24比) HSBC
コスト削減効果 0.3 十億USDの簡素化SavingsをFY25 P&Lに反映予定 HSBC
自己資本利益率(RoTE) 2025–27年:ミッドティーンズ(中間「二桁%」) HSBC
CET1資本比率 14.0~14.5 %維持 HSBC
配当性向 約 50 %(特別項目影響除く) HSBC 通期ガイダンスの一環
自己株式買戻し 第2四半期以降に最大 30 十億USD実施予定 HSBC 通期ガイダンスの一環

補足解説

  1. Banking NII 約420億USD
    最新のモデルに基づく見通しで、金利見通しの不確実性が高まる中でもこの水準を目指すとしています。

  2. 信用コスト(ECL率30~40bps)
    貸出残高比のECL率見通しには、150百万USDの追加引当を含め、世界的な経済不透明感に備える設定です。

  3. 経費管理:3%増
    FY24のベースコストに対し、組織再編に伴う簡素化Savings(0.3十億USD)を織り込んだ上で、約3%のコスト増加に抑制します。

  4. RoTEミッドティーンズ
    2025~27年の中期で「二桁%台」の自己資本利益率を継続目標に据え、資本効率の維持・向上を図ります。

  5. CET1比率14.0~14.5%
    厳格な資本政策を継続し、安定的な財務体質を確保します。

  6. 配当性向約50%
    特別項目を除いた利益ベースで50%程度を株主還元として還元し、安定的な利益配分を維持します(公式ガイダンスより)。

  7. 自己株買戻し30十億USD
    中間配当据え置きに加え、株主還元策として最大30十億USDの自社株買いプログラムを実施予定です(公式ガイダンスより)。


4. マクロ環境とHSBCの戦略

  1. 金利環境
    英米の政策金利上昇がNIIを押し上げる追い風。

  2. リスク管理
    信用コスト増に備えつつ、CET1比率14~14.5%を堅持。

  3. デジタルシフト
    オンラインチャネル強化で富裕層・法人決済需要を取り込む。

  4. 株主還元
    中間配当据え置き+30十億USDの自己株買戻しで総還元性向50%を維持。


5. まとめ

  • 税引前配当180.00 USDに対し税引後143.07 USDを受取り、税額相当は36.93 USD。

  • 1Q業績は特別要因を除くと堅調で、市場予想を上回る結果に。

  • 2025年度もNII増加見込みの一方、信用コスト管理と株主還元策を両立。

以上です。

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