今回は、5年以上継続しているロボアドバイザー「THEO」の実績について、2025年4月時点の最新状況をお伝えします。
目次
1. 2025年4月の資産状況
相互関税発動などの市場混乱を受け、先月と比較すると評価額は減少しています。
- 日本円建て: 1,472,892円(+324,795円 / +28.24%)
- 前月比 -123,041円(-7.7ポイント)
- ドル建て: $10,196.55(+914.12ドル / +9.83%)
- 前月比 -530.25ドル(-6.53ポイント)
2. THEOのポートフォリオ(2025年4月)
現在の資産配分は以下の通りです。
- グロース:約61%(前月比 -2ポイント)
- インカム:約29%(前月比 +1ポイント)
- インフレヘッジ:約10%(前月比 +1ポイント)
グロースセクション(株式)
略称 | 連動指標 | 評価額 | 損益 | 前月比較 |
---|---|---|---|---|
VTV | 米国の大型割安株 | 299,686円 | +20,095円 | -35,733円 |
VUG | 米国の大型成長株 | 255,164円 | -62,664円 | -26,134円 |
VGK | ユーロ圏の大型株 | 163,325円 | +7,078円 | -9,760円 |
VWO | 新興国全体の株式 | 96,932円 | -5,787円 | -6,262円 |
EPI | インドの株式 | 42,994円 | -6,403円 | -1,716円 |
EPP | 日本を除くアジア太平洋株 | 23,927円 | -3,490円 | -2,496円 |
EWJ | 日本株 | 18,553円 | -119円 | -2,669円 |
グロースセクションでは、米国成長株(VUG)の下落幅が拡大し、米国割安株(VTV)やユーロ圏株(VGK)も利益幅が縮小しました。
インカムセクション(債券)
略称 | 連動指標 | 評価額 | 損益 | 前月比較 |
LQD | 米ドル建て投資適格社債 | 106,424円 | -7,869円 | -7,001円 |
SJNK | 米ドル短期ハイイールド社債 | 80,866円 | +2,090円 | -5,675円 |
VMBS | 米国政府機関住宅ローン債 | 78,644円 | +2,012円 | -3,929円 |
TLT | 20年超の米国債 | 49,933円 | -5,235円 | -31,515円 |
VGSH | 1-3年の米国債 | 42,324円 | -1,456円 | -9,960円 |
IGSB | 1-3年投資適格債 | 37,420円 | -1,669円 | +14,094円 |
債券セクションでは全体的に評価額が減少し、特に長期国債(TLT)の下落が目立ちました。
インフレヘッジセクション(実物資産)
略称 | 連動指標 | 評価額 | 損益 | 前月比較 |
XLRE | 米国リート(不動産株) | 55,440円 | +3,352円 | -6,929円 |
VTIP | 米国の物価連動国債 | 42,988円 | +3,142円 | -1,262円 |
IAU | 金(現物) | 25,919円 | +7,685円 | +8,827円 |
IXC | 世界のエネルギー株 | 10,132円 | +367円 | -2,252円 |
SLV | 銀(現物) | 4,085円 | +970円 | -453円 |
インフレヘッジでは金(IAU)が大幅上昇し、安定したインフレヘッジ効果を発揮しました。
3. 市場動向と今後の見通し
市場概況
- 米中の相互関税発動を受け、米国株を中心に市場全体が調整
- ユーロ圏、新興国市場にも影響が波及
- 債券市場では長期債が大きく下落
- 金などの安全資産には資金流入
今後の見通し
- 米中関係など地政学リスクによる短期的なボラティリティは継続
- インフレや利上げ動向が今後の鍵
- 分散投資を継続し、リスクを抑制
4. まとめ
THEOは運用7年目を迎え、今回の市場調整にも落ち着いて対応しています。
- 手数料は引き続き課題だが、長期分散投資のメリットは健在
- つみたてNISAを主軸に、THEOはサブとして毎月1万円の積立を継続
- 市場の「平均回帰性」を信じ、冷静な資産形成を続けます
以上、2025年4月のTHEO運用状況でした。
引き続き、市場の動きを見守りながら資産形成に取り組んでいきます!
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