【2025年3月】積水ハウス決算、売上高4兆円突破!2025年1月期決算から見える成長戦略とは?

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積水ハウス
積水ハウスの株価推移

みなさん、こんばんは!

今日は積水ハウスの決算がありましたね。

早速、詳細をみていきましょう!

決算資料(2024年度) | 株主・投資家情報 | 企業・IR・ESG・採用 | 積水ハウス
2024年度を紹介いたします。積水ハウスの企業情報、株主・投資家情報、サスティナビリティ・ESG経営、ニュースリリース、採用情報、各種取り組み、研究開発情報をご覧いただけます。

積水ハウスの2025年1月期決算ポイントまとめ

まずは決算の概要についてみていきましょう!

項目 2023年度 2024年度 増減率
売上高 3兆1072億円 4兆585億円 +30.6%
営業利益 2709億円 3313億円 +22.3%
経常利益 2682億円 3016億円 +12.4%
純利益 2023億円 2177億円 +7.6%
1株利益(EPS) 309.29円 335.95円 +8.6%
配当 123円 135円 +9.8%
自己資本比率 52.3% 40.8% -11.5pt

ポイントとしては以下の通りです!

  • 売上・利益ともに過去最高。売上4兆円突破!
  • 配当は13期連続増配で135円。
  • 自己資本比率はMDC社買収により大きく低下。

なぜ売上が急拡大したのか?

最大の理由は「MDC社買収」です。

  • 2024年4月に米国の大手住宅ビルダー「MDCホールディングス」を買収
  • これにより売上規模が一気に拡大(前年比+30.6%)
  • 特に米国事業の売上は1兆2785億円と、前年の2.5倍以上に

また、国内も堅調に推移しています。

  • 高付加価値住宅や賃貸住宅の需要が底堅く、請負型ビジネスが堅調
  • リフォームや賃貸住宅管理などのストック型ビジネスも安定成長

事業別の成績

事業 売上高 増減率 ポイント
戸建住宅 4,791億円 +1.7% 高付加価値住宅の提案が好調
賃貸・事業用建物 5,449億円 +4.0% ZEH賃貸「シャーメゾン」が人気
リフォーム 1,838億円 +5.1% 断熱改修など環境リフォームが好調
仲介・不動産 3,560億円 +23.4% 良質な土地仕入れが奏功
マンション 1,024億円 -6.4% 物件引き渡しのタイミングズレ
都市再開発 1,240億円 -8.2% 大型物件売却は進むが前年割れ
国際事業 1兆2785億円 +150.2% MDC社買収で大幅増

 

株主への還元は?

積水ハウスは、株主還元に積極的です!

  • 年間配当135円(前年比+12円)で13期連続増配
  • 配当性向は40.2%と安定
  • 2025年度も144円に増配予定

「安定的に増配してくれる企業」は、長期保有にはプラス材料。積水ハウスは13期連続増配と安定した株主還元を続けています。

積水ハウスの配当金

財務面の不安は?

MDC買収で負債が急増している点は注意が必要です。

  • 有利子負債は1兆8774億円(前年比+1兆1024億円)
  • 自己資本比率は52.3%→40.8%に低下

ただし、米国事業で稼ぐ力が強化している点が特徴です。

  • MDC社は安定的な収益源となる見込み
  • キャッシュフロー改善で負債の早期返済を目指す方針

負債が増えると「大丈夫かな?」と不安に思うかもしれませんが、MDC買収は将来の成長投資。稼ぐ力(キャッシュフロー)が増えれば、むしろプラスに働く可能性もあります。

今後の見通し

項目 2025年度予想 増減率
売上高 4兆5,000億円 +10.9%
営業利益 3,620億円 +9.2%
純利益 2,320億円 +6.6%
1株利益(EPS) 357.97円 +6.5%
配当 144円 +9円

ポイント

  • 国内は安定成長を継続
  • 米国はMDC社フル連結でさらなる売上拡大
  • 配当もさらに増える見通し

まとめ 〜積水ハウスは「安定成長+米国ドライブ」〜

積水ハウスの特徴まとめをまとめると下記の通りです。

  • 国内では高付加価値住宅とストックビジネスで堅実に稼ぐ
  • 海外、特に米国はMDC社をフル活用して成長加速
  • 配当は安定的に増配を継続中

住宅関連企業は「景気に左右されやすい」と思われがちですが、積水ハウスは「請負・ストック・開発・海外」と4本柱でリスク分散。
安定した配当と成長の両方を狙える銘柄として、ぜひ注目していけるといいかなと思います!

 

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