タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券9281の銘柄分析−太陽光発電インフラ賃貸に特化。分配金利回り6.56%。

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銘柄紹介

タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券は、マンションディベロッパーの株式会社タカラレーベンが100%出資する投資法人です。

同投資法人は、2015年4月に東証が開設したインフラファンド市場に上場した第一号銘柄です。主に太陽光発電設備に投資を行っており、保有する設備を株主のタカラレーベンに賃貸することで収益を上げています。

今回は、2018年11月28日が、同投資法人の2018年11月期分配金の権利落ち日となるため、銘柄の紹介を行いたいと思います。

タカラレーベン・インフラ投資法人
タカラレーベン・インフラ投資法人は、再生可能エネルギー発電設備等への投資を通じて、安定的な収益を維持するとともに、運用資産の規模拡大や収益の向上の 実現と投資主価値の最大化を図ります。

株式の概要

直近の権利付最終売買日:【2018年11月27日(火)】
直近の権利落ち日:【2018年11月28日(水)】

現在株価:  112,100円(18/11/27 15:00)
年初来高値:128,900円(18/05/01)
年初来安値:103,700(18/01/05)
決算月: 5月 / 11月

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タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券の概要・事業内容

タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券は上記の通り、主に太陽光発電設備に投資を行っており、保有する設備を株主のタカラレーベンに賃貸することで収益を上げています。

太陽光発電設備は、太陽光に依存するため供給の不安定性、発電効率について課題はありますが、
・メンテナンスが比較的容易
・燃料調達の必要がないため
・固定価格買取制度により長期の買取価格が保証
の特徴があり、安定したキャッシュフローを生み出すことができる特徴があります。

さらに、同投資法人では、株主であるタカラレーベンに保有する発電設備を賃貸しており、賃料は、原則として
・最低保証賃料
・実績連動賃料
を組み合わせた形態となっています。
大部分が最低保証賃料となるように設定されており、安定的な収益が確保できるようになっています。

タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券の分配金

同投資法人の分配金実績・予測は以下の通りです。3,000円超の分配金が毎期安定的に分配されています。

8期 2019-11月期 3,271円予測
7期 2019-05月期 3,631円予測
6期 2018-11月期 3,711円予測
5期 2018-05月期 3,908円
4期 2017-11月期 3,586円
3期 2017-05月期 3,021円
2期 2016-11月期 2,981円
1期 2016-05月期 分配金なし

タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券の株価

株価について、直近ではやや下落傾向にありRSIも20%を切っています。
同投資法人は公募増資を年1回程度の頻度で行っており、その際株価が上下する印象です。
権利落ち以外では公募増資を狙うのもありかなと思います。

固定価格買取制度の見直しの影響は?

固定価格買取制度は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。
直近で、経済産業省がこの調達価格の引き下げを検討していることが報道されています。

太陽光発電、買い取り価格半減へ 経産省方針 - 日本経済新聞
経済産業省は事業者や家庭から買い取る太陽光発電の価格を大きく下げる。1キロワット時あたりの買い取り価格を事業用は2022年度、家庭用は25年度にも半額にする目標を掲げる。太陽光発電はコストの一部を消費者が負担している。膨らむ負担を抑えるため、コストの抑制を促す。【関連記事】太陽光の減額措置を修正、大規模案件に猶予 経産...

この報道に対して、タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券は、以下の理由で影響はない見込みであることを旨を発表しています。

▼2018年9月14日発表資料(固定価格買取制度の見直しに関する一部報道について)を要約
同投資法人が現在保有する太陽光発電設備等は25 物件でありますが、
・内6物件が40円/kwh、
・内18 物件が36円/kwh
・1物件が 32 円/kwh
の調達価格を確保しており、いずれも売電開始日より20年間を買取期間とし、上記調達価格にて電気を買い取る旨の契約を買取電気事業者と締結しています。

また、既存の案件に既に適用されている調達価格を事後的に変更することはないものという前提で解釈をしておりいるため、今回報道のあった検討が進んだとしても、同投資法人が影響受けることはなく、原則として売電開始日より20年間買取価格は変更されない旨を発表しています。

まとめ

タカラレーベン・インフラ投資法人投資証券は、明日2018年11月28日に権利落ち日をむかえ、株価の下落が予測されます。

私はすでに、1株を117,700円(-5,600円-4.76%の評価損)で購入しており特に追加購入の予定はありませんが、高配当狙いの方は検討して見ても良いのではないでしょうか。

以上です。

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