独身でマンション購入はありか??

スポンサーリンク
コラム
スポンサーリンク

Xで見た「変動金利きつい」をきっかけに、港区・駅近1Kで本気で比べてみた

最近、Xを見ていると住宅ローンの変動金利がじわじわ上がってきた、という話をよく見かけます。

少し前までは「変動ならかなり低金利で借りられる」という空気がありましたが、今はその前提が崩れ始めています。住宅ローン金利が上がれば、これまで何となく「家賃を払うくらいなら買った方が得」と思っていた人ほど、一度立ち止まって考えたくなります。

特に悩ましいのが、独身・都内在住のケースです。

家族がいるなら話は比較的シンプルです。広さが必要になるので、持ち家を選ぶ理由も見えやすい。でも、独‎身で駅近重視、仕事優先、投資にもお金を回したいとなると、一気に話は変わります。

「賃貸はドブに捨てる金」

そう言われることは多いですが、本当にそうなのか。今回は感情論ではなく、港区の現実的な単身向け中古マンションを1件取り上げて、買うのか借りるのかを比べてみます。

今回の比較モデル

今回の比較対象は、港区・三田駅徒歩3分クラスの単身向け中古マンションです。

  • 価格:約3,000万円
  • 間取り:1K
  • 広さ:約28㎡
  • 立地:港区・駅徒歩3分

独身で都内在住、しかも駅近を重視するなら、かなり現実的なラインだと思います。

一方で、同じ三田駅周辺の賃貸1Kは、管理費込みでおおむね月12万円前後が相場感です。つまり今回は、

「港区の駅近1Kを買うか、それとも同じエリアで賃貸に住むか」

という、かなりリアルな比較になります。

買った場合、毎月いくらかかるのか

まず、物件価格を約3,000万円、35年ローンで固定金利2.49%と仮定します。この場合、毎月返済額はざっくり10万円台後半です。

ただし、持ち家はローンだけでは終わりません。中古マンションなら、ここに管理費と修繕積立金が乗ります。単身向け区分マンションでも、合計で月1万〜2万円台は普通です。

さらに固定資産税もあります。これもゼロではありません。

ざっくり置くと、

  • ローン返済:約10.6万円
  • 管理費・修繕積立金:約1.8万円
  • 固定資産税相当:約0.8万円

合計で、毎月約13.2万円くらいになります。

つまり、港区駅近1Kを買うと、体感としては月13万円台の固定費を背負うイメージです。

借りた場合はどうか

一方、同じ三田駅周辺の駅近1K賃貸は、管理費込みでだいたい月12万円前後です。

かなり単純化すると、こうなります。

住まい方 月額イメージ
賃貸 約12万円
購入 約13.2万円

この時点で、「家賃を払うくらいなら買った方がいい」という話はかなり怪しくなります。

少なくとも、独身で港区の駅近1Kを買うケースでは、買った瞬間に毎月安くなるわけではありません。むしろ高いです。

住宅ローン減税を入れても逆転しにくい

もちろん、持ち家側にもメリットはあります。住宅ローン控除です。

ただ、ここで勘違いしやすいのは、控除があるから持ち家が得になるわけではないことです。住宅ローン控除は、あくまで買う不利を少し和らげる制度です。

毎月の持ち出し差額、固定資産税、管理費、修繕積立金、将来の売却コストまで含めると、独身向けの都心1Kでは、賃貸優位が崩れにくいです。

特に今のように金利が上がり始めている局面では、なおさらです。

「賃貸はドブ」は本当か

ここが一番よくある論点です。

確かに賃貸は資産になりません。払った家賃は戻ってこない。これは事実です。

でも、だからドブというのは雑です。

賃貸で払っているお金は、単に消えているのではなく、次の価値を買っています。

  • 駅近に住めること
  • 住み替えやすさ
  • 修繕リスクを自分で持たなくていいこと
  • ライフスタイル変更への柔軟性
  • 大きな頭金を固定しなくていい自由

三田のような都心駅近で暮らす場合、この価値はかなり大きいです。

転職するかもしれない。結婚するかもしれない。独身のままかもしれない。勤務地が変わるかもしれない。そういう不確実性がある人ほど、賃貸の柔軟性は強いです。

独身にとって本当の論点は、家賃ではなく資金拘束

独身の住まいで一番大きいのは、実はここだと思っています。

家を買うと、ローン返済だけでなく、諸費用や場合によっては頭金でまとまった現金が消えます。しかも、そのお金は株や投資信託のように流動的に動かせません。

今回のような港区駅近1Kを買う場合、物件価格は約3,000万円です。頭金を入れれば、その資金は住宅に固定されます。頭金を入れなければ、毎月の返済負担が重くなります。どちらにしても、投資に回せるお金が減るのは避けられません。

独身で、まだ家族構成も固まっていない。今は仕事を頑張りたい。投資にお金を回して、時間を味方につけたい。そう考えるなら、現役期の住まいは「所有」より「可動性」の方が価値を持ちやすいです。

老後に賃貸を借りにくくなる問題はある

ここは持ち家派の主張にも一理あります。

高齢になると、賃貸を借りにくくなる問題は確かにあります。だからこそ、「老後の住まいをどうするか」は考えておいた方がいいです。

ただ、だからといって今すぐ都心の単身向け1Kを買うべきかというと、話は別です。

むしろ独身なら、

  • 現役期は賃貸で柔軟に暮らす
  • 投資で資産を積み上げる
  • 老後が近づいた段階で、住みやすい場所の小さい住まいを選ぶ

この順番の方が合理的だと思います。

今の働き盛りの時期に、港区の駅近1Kを無理に買って資金を固定するより、賃貸で住みながら資産形成を優先する方が、リスクは低く自由度も高いです。

家族がいるなら話は変わる

ここは誤解がないようにしておきたいところです。

持ち家がダメだと言いたいわけではありません。

家族がいる。広さが必要。子どもの学区を重視したい。同じ場所に長く住む覚悟がある。そういう人にとっては、持ち家は普通に合理的です

コメント

タイトルとURLをコピーしました