本日の日経平均株価は一時40,000円台を割り込む波乱含みでしたね。。
目次
◾️原因は米国雇用統計の発表
先週2025年8月1日に発表された米国の7月雇用統計が、世界の投資家心理に冷や水を浴びせました。
今回のポイントは以下の通りです。
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非農業部門雇用者数:+7.3万人(市場予想:+10〜11万人)
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5月・6月分の雇用も大幅に下方修正(合計で−25万人)
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民間雇用が失速し、医療・教育分野が全体をかさ上げしている状況
なぜこの数字が「悪い」と受け取られたのか、以下の表にまとめました。
| 雇用者数の水準 | 月次の増加幅 | 市場の見方 |
|---|---|---|
| 非常に良い | +30万〜50万人 | 景気過熱、インフレ警戒 |
| 良い | +20万〜30万人 | 健全な経済成長 |
| 普通 | +10万〜20万人 | やや減速気味 |
| 悪い | +5万〜10万人 | 景気悪化懸念が強まる |
| 非常に悪い | 0〜+5万人またはマイナス | リセッションリスク高まる |
今回の+7.3万人という数字は「悪い」の領域に入り、特に景気に敏感な業種(製造業、ビジネスサービス業)での雇用が減少していることが深刻です。
■ 8月5日の日経平均と市場の反応
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日経平均終値:40,290.70円(−508.90円、−1.25%)
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一時:39,932円まで下落し、節目の4万円を割り込む場面も
市場では米経済の減速観測が強まり、強気相場の前提だった「米国の底堅さ」が崩れたことに対して、リスク回避の売りが広がりました。
ただ、引けにかけてはやや戻し、米国の早期利下げ期待が相場を一定程度支えるかたちとなりました。
■ セクター別の動きと全体評価
| セクター | 傾向 | コメント |
|---|---|---|
| 自動車・機械など輸出株 | 弱い | 円高+米経済減速の直撃 |
| 小売・サービス | まちまち | 業績に応じて個別色強く、内需関連は底堅い動きも |
| 金融・通信 | やや売られ気味 | 決算内容や利回り低下による見直し売りが散見 |
| 高配当・ディフェンシブ | 比較的底堅い | 利下げ期待を背景に資金の避難先として再評価の動き |
■ 私の保有銘柄の前日比動向(正確な評価)
以下は、私が保有している銘柄(主に高配当株・大型株)のうち、本日の前日比で特に目立った動きをピックアップしたものです。
🔻大きく下げた銘柄(下落額上位)
| 銘柄 | 前日比 | コメント |
|---|---|---|
| 小松製作所 | −24,800円 | 米景気減速による建機需要鈍化懸念+円高が大きな売り要因に |
| KDDI | −21,300円 | 通信セクター全体が弱く、業績期待と金利環境の変化で調整進む |
| キヤノン(2口) | −8,800円 ×2 | 材料出尽くし+需給の悪化が影響 |
| ブリヂストン | −9,000円 | 自動車関連全体に売り圧力、米国需要への不安も影響 |
| 日産自動車 | −2,760円 | 円高の直撃を受け、含み損が60%超に拡大 |
🔼上昇・底堅く推移した銘柄
| 銘柄 | 前日比 | コメント |
|---|---|---|
| アイホン | +4,500円 | 不況耐性+配当利回りが評価され、資金の避難先として底堅い動き |
| あおぞら銀行 | +2,450円 | 一部金融株に買い戻し。配当利回りなどを評価する動きもあり |
| イオンモール | +869円 | 高配当+ディフェンシブ性が注目され、リバランスの対象に |
■ 投資家心理に影を落としたもう一つの要因
同日、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの決算も発表されました。
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株式を約4,400億円売り越し(11四半期連続)
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自社株買いも見送り
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現金等の手元資金:34.4兆円と過去最高クラスに積み上がる
これは「市場はまだ買い場ではない」との判断の表れとも受け取られ、長期投資家の慎重なスタンスを象徴する出来事として波紋を呼びました。
■ おわりに:慌てず、冷静に状況を見極める
本日のように、**複数のマクロ要因(米雇用統計・円高・バフェット氏の売り越し)**が重なる場面では、一時的なボラティリティが高まることは避けられません。
私自身のポートフォリオでも、日産や小松製作所などで含み損が拡大する一方、アイホンやあおぞら銀行といったディフェンシブ銘柄が支えになってくれました。
銘柄の分散と高配当戦略をベースに、焦らず市場と向き合いながら、今後も冷静な投資判断を心がけていきたいと考えています。
以上です。





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