REIT(不動産投資信託)**は、高配当株投資家にとって気になる存在。2025年現在、利回りの高さは魅力的ですが、金利上昇や不動産市況の変化といった逆風もあり、慎重な見極めが求められます。
今回は、筆者が実際に保有しているREIT3銘柄をもとに、「高配当株投資としてREITはどうか?」を評価し、最近話題のニュースを背景にREIT市場の今後について考察してみます。
目次
■ 筆者保有のREIT3銘柄
| 銘柄名(コード) | 評価額 | 損益(%) | 主要用途 | 配当利回り(概算) |
|---|---|---|---|---|
| KDX不動産投資法人(8972) | 154,600円 | +2.09% | オフィス中心 | 約4.3% |
| 日本ホテル&レジデンシャル(3472) | 75,300円 | +20.87% | ホテル・レジ | 約3.8% |
| 星野リゾート・リート(3287) | 501,400円 | -29.28% | 高級リゾートホテル | 約4.0% |
※配当利回りは2025年7月時点の予想ベース
■ REIT市場の現状と注目ニュース
◎「砂上のアジア首位」:REITの停滞感
日経の記事によると、日本のREIT市場はアジア首位ながら、成長性に陰りが見えてきています。注目されたNTTグループのデータセンターREIT案件をシンガポールに奪われたことは、象徴的な出来事。
背景には、日本市場の保守的な規制・成長余地の乏しさがあり、魅力ある資産が海外に流れている構造が指摘されています。

◎金利上昇下でも注目される3銘柄
モーニングスターでは「金利上昇下でも底堅いREIT銘柄」が紹介されています。
特に、賃料改定力が強い物流REITや、借入比率が低く金利の影響を受けにくい銘柄が評価されています。
筆者保有の銘柄では、KDX不動産は財務の健全性と運用規模の安定性があり、相対的にリスクは低め。逆に、星野リゾートは高級ホテル主体で、インバウンドや景気の影響を受けやすい構造です。

◎4年ぶりのREIT新規上場「霞ヶ関ホテルリート」
2025年8月には、4年ぶりにREITが新規上場。「霞ヶ関ホテルリート投資法人」は多人数向け宿泊特化型で、観光需要の回復を背景に新しい投資テーマとして注目を集めています。

■ 高配当株投資としてのREIT評価
【メリット】
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分配金利回りが高い(4〜5%台が中心)
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NISAとの相性が良い(分配金が非課税)
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不動産というインフレ耐性資産へのアクセス
【デメリット】
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金利上昇局面では価格が下落しやすい
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減配リスク(特に景気敏感なホテル・商業系)
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投資法人のガバナンスや財務レバレッジへの依存
■ 筆者の視点と今後の戦略
現時点では、分配金の安定性と物件ポートフォリオの質を見極めることが重要だと感じています。星野リゾートのような観光系は、回復期待と同時にリスクも高く、値動きが株式に近い印象。
一方、KDX不動産のようなオフィスREITは分配金の安定性があり、高配当株の代替として十分検討に値します。
今後は、物流やインフラREIT、あるいは外貨建てREITの導入も検討し、ポートフォリオのリスク分散を進めたいと考えています。
まとめ
REITは、配当利回りの高さだけを見て飛びつくと痛い目にあうこともあります。しかし、銘柄ごとの特徴とリスクを丁寧に分析すれば、株式と並ぶ高配当投資の柱になり得ます。
今後もREIT市場の動向を見極めつつ、堅実な収益源として活用していくつもりです。
以上です。



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