あおぞら銀行:8304の銘柄分析−2018年初来安値を更新し3905円に。配当利回りは4.7%。

本日あおぞら銀行:8304の株価が3,915円(18/08/15 15:00終値)となり、年初来安値を更新しました。
前日比 -95 (-2.37%)円安となり、8月7日以降7日間連続の下落となりました。

要因としてはトルコと米国の対立による新興国を含めた世界経済の減衰懸念を受けて、金融関連銘柄である同社の株価も嫌気され売られているようです。

ただ、同社は50%の配当性向を維持しており、配当利回りは4.7%と魅力的な水準になっています。
今回はそんな、あおぞら銀行の銘柄紹介を行なっていきたいと思います。

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あおぞら銀行:8304の概要・事業内容

8304:あおぞら銀行は1957年に日本不動産銀行として設立されました。後に日本債券信用銀行(日債銀:にっさいぎん)の時代を経て、2001年に現在のあおぞら銀行に行名を変更し誕生しました。2006年に普通銀行に転換し東証一部に再上場しました。
一時国有化(1998年)された後、再民営化(2000年)の際に公的資金の注入を受けましたが、2015年に完済を果たしています。

プロフィール | あおぞら銀行
あおぞら銀行の個人の投資家の皆さまへのご案内です。財務ハイライト、配当・株主優待制度などをご紹介しています。

あおぞら銀行は総資産約4.9兆円の規模で、メガバンクでも地方銀行でもない中立的な銀行です。
従業員は約1,700人と割と少人数ですが預金・貸出をはじめ、他の銀行と同様の業務に加えグループ内で信託銀行、証券、投信を一体で提供することができます。


あおぞら銀行の業績は?

あおぞら銀行は直近5年連続して当期純利益400億円台を計上しており、安定した利益を出すことができております。
日銀のゼロ金利政策にもかかわらず、継続した利益が出せている点は好感が持てます。

事業ごとの状況は?

あおぞら銀行の決算説明資料では、「資金利益」と「非資金利益」で分析がされています。
2018年3月期決算の連結粗利益では、本業となる資金利益が前年度7.7%増35億円プラスの491億円となっており堅調に成長していると言えます。

一方で非資金利益は前年度3%減となっており足を引張ています。特に「特定取引利益」が33億円減となっていますが一昨年前が好調だったことの反落であり、推移自体は堅調とのことです。

資金利益とは、銀行が預金等により調達した資金を貸出金や有価証券で運用することによって受け取る貸出金利息や有価証券の利息配当金等、資金の運用によって得られる収益(資金運用収益)から、預金利息など、銀行が資金の調達のために支払った利息等の費用(資金調達費用)を差し引いたものです。

特定取引とは、銀行が、特定取引勘定で行う有価証券等の市場取引やデリバティブ取引等から生じた収益と費用の差額です。特定取引勘定とは、銀行が、金利、通貨、有価証券等の相場の変動などを利用して市場取引により利益を得ることを目的とした取引(トレーディング目的の取引)を、貸出や預金のようなトレーディング目的以外の取引と区分して経理するための勘定項目です。

用語解説 | あおぞら銀行

株主優待は、あおぞら銀行サービス利用に応じて商品券

あおぞら銀行では株主優待として、同行のサービス利用状況に応じて商品券をいただくことができます。
すでにあおぞら銀行をご利用の方は配当利回りと合わせてお得に還元を受けることができます。

投資の魅力(株主還元) | あおぞら銀行
あおぞら銀行の個人の投資家の皆さまへのご案内です。財務ハイライト、配当・株主優待制度などをご紹介しています。

あおぞら銀行は、4半期ごとに配当。配当利回りは、4.7%

あおぞら銀行は3月・6月・9月・12月の4半期ごとに配当金の配当を行います。また直近3年間の配当性向は50%を維持しており大変魅力的な配当利回りとなっています。

今期も前年と同様に年間184円の配当を予定しています。
4半期ごとの配当のため、各四半期ごとに40円程度が配当されます(税引き前)。

現在株価:3,915円(2018年8月15日現在)
予想1株配当:184円
予想配当利:4.7%
実績PBR:1.05倍
実績BPS:3,735円

あおぞら銀行の今後

2019年3月期は前期と同程度となりますが、430億円の当期純利益を予定しています。
ただし内容としては、今期に立ち上げたGMOあおぞら銀行の経費の増加を織り込んでいるため連結粗利益は920億円まで伸長することを見込んでいます。

2019年3月期の1Q決算は、前年同期比22%減の113億円

直近7月30日にあおぞら銀行が発表した2018年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の113億円でした。前年に不良債権の回収による個別貸倒引当金の戻り益を計上した反動が出た点と、法人税等の負担が増えたことが響いています。

ただし、資金利益は前年同期比8%の10億円増加となっており、連結粗利益も前期比1.7%の3億円増加となっており220億円の実績で本業に問題が出ているわけではないと判断できます。

2020年3月期までの中期経営計画を発表

2018年3月期決算と合わせて、2020年3月期までの中期経営計画を発表しました。
内容は下記の通りですが、選択と集中をさらに行う一方で、法人向けではM&Aや事業承継など非資金利益の領域を拡大していくことなどが記載されています。
株主還元についても配当性向50%程度を維持して、配当金の配当により還元していくことが記載されています。

あおぞら銀行の株価

冒頭で記述した通り、あおぞら銀行の株価は年初来安値を更新し3,915円(18/08/15 15:00終値)となりました。
明日以降さらに値下がりすることがなければ、業績も大きな問題はでないと思われるため、購入を検討しても良いレベルかと思っています。

h2>あおぞら銀行のリスク

金融機関であることから信用リスクや市場の動向によって株価が影響を受けやすい銘柄です。
また、事業上、地域金融機関を取引先として金融商品の提供を行なっているものもあるため、取引先となる地域金融機関の影響も受ける可能性があります。

まとめ

あおぞら銀行の株は現状保持しておりませんが、業績も株主還元も大変魅力的な銀行です。
資金利益の動向からも読み取れるように本業も順調な点に好感が持てます。世界経済の動向が読みずらい状況ではありますが、年初来安値を更新したタイミングで割安な水準と思えますので、株価の推移に注目して購入を検討していきたいと思います。

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