オリックスが2026年3月期第3四半期決算を発表し、株価は大きく上昇しました。
私は現在200株保有しています。評価益は約46万円まで拡大しました。
今回は一次情報ベースで、
- セグメント別の利益構成比
- PER・ROE・FCF水準
- 本当に割高なのか
- 長期保有に値する企業か
を整理します。
目次
■ 私の保有状況
| 保有株数 | 200株 |
|---|---|
| 現在値 | 5,429円 |
| 評価額 | 1,085,800円 |
| 評価益 | +459,800円 |
| 損益率 | +73.45% |
取得単価は約3,130円。ここまで来ると、完全に“高利回り株化”しています。
■ 3Q累計 業績サマリー

プレゼンテーション資料│オリックス株式会社
オリックスの投資家情報に関するページです。四半期ごとの決算発表のプレゼンテーション資料をご紹介します。
| 項目 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 当期純利益 | 3,897億円 | 前年比 +1,179億円 |
| 税前利益 | 5,677億円 | 前年比 +1,843億円 |
| 通期予想(純利益) | 4,400億円 | 進捗 89% |
3Q時点で過去最高益。さらに「金融・事業・投資」の3分類すべて増益。今回の株価上昇は“期待”ではなく“数字の裏付けあり”です。
■ セグメント別利益と構成比(概算)
※税前利益5,677億円を分母にした概算です。
| セグメント | 利益(億円) | 構成比 |
|---|---|---|
| 環境エネルギー | 1,222 | 約22% |
| 事業投資・コンセッション | 940 | 約17% |
| 法人営業・メンテナンスリース | 802 | 約14% |
| ORIX Europe | 473 | 約8% |
| アジア・豪州 | 393 | 約7% |
| その他 | — | 約32% |
結論:環境エネルギーが最大の利益源。金融一本足ではないのがオリックスの強みです。
■ 環境エネルギーの中身
- セグメント利益:1,222億円(前年 132億円 → +828%)
- 稼働中設備容量:3.6GW
国内は電力価格が堅調。海外はAM Greenの利息収入が寄与。売却益込みの側面はあるものの、再エネは確実に利益ドライバーとして存在感が増しています。
■ PER・ROE・PBR分析
ここは“投資判断の軸”なので、前提を明示します。
- 通期純利益:4,400億円(会社予想)
- 発行済株式数:約11.3億株(概算)
上の前提で、
- EPS ≒ 390円
- PER ≒ 14倍(5,429円 ÷ 390円)
- ROE ≒ 12%(資料の水準感)
- PBR ≒ 1.5倍前後(概算)
総合金融+投資会社として妥当水準。極端な割高感はありません(ただし爆安でもない)。
■ FCFと株主還元(キャッシュの裏付け)
- 自己株式の取得:1,281億円実行済み
- 取得枠1,500億円に対して進捗85%
金融・投資会社は製造業のようにFCFだけで語りづらいですが、重要なのはここです。
「利益がキャッシュとして実際に出せている(=還元できている)」。これは強い。
■ 配当分析
配当方針(配当性向39%または120円の高い方)を踏まえ、純利益予想4,400億円ベースで想定年間配当:153円として試算します。
| 区分 | 利回り |
|---|---|
| 現在株価ベース(5,429円) | 約2.8%(153 ÷ 5,429) |
| 私の取得単価ベース(約3,130円) | 約4.9%(153 ÷ 3,130) |
私は実質約5%利回りで回っている状態。これが長期投資の威力です。
■ リスク
- 売却益依存の局面があり得る
- 景気循環リスク(相場が崩れると評価も剥がれる)
- 金利上昇局面で再エネの評価が鈍る可能性
- 海外事業の変動
オリックスは“鉄板の安定配当株”というより、分散型投資会社です。理解せずに買うと痛い目を見ます。
■ 結論(200株ホルダーの判断)
- PER14倍、ROE12%水準
- セグメント分散が効いている
- 自己株買いが積極的
- 私は取得単価ベースで実質利回り約5%
私は200株ホールド継続。ただし、今から買う人の判断軸はこれです。
- PER14倍を妥当と見なせるか
- 循環リスクを許容できるか
爆安ではない適正価格圏だと思います。
以上です。




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