2026年2月、KDDI は、連結子会社であるビッグローブおよびジー・プランにおいて、長期間にわたる架空取引が行われていたことを公表しました。
内容は、
実在しない広告主との取引を装い、代理店間で受発注を循環させることで、
売上や利益を過大計上していたというものです。

この発表を受け、
2026年3月期第3四半期決算の発表は3月末に延期。
株価も短期的に大きく揺れる可能性が出てきました。
目次
私はKDDI株を200株保有
私は現在、KDDI株を200株保有しています。
平均取得単価は1,464円で、現時点では大きな含み益がある状態です。

とはいえ、今回の件で重要なのは
「含み益があるかどうか」ではなく、
今回の不祥事が、KDDIの決算全体に対してどれほどのダメージになるのか
ここを冷静に把握することだと考えています。
今回の不祥事は、KDDI全体の決算にどれくらい影響するのか?
ここからが一番重要なポイントです。
KDDIの直近の規模感(昨年末ベース)
KDDIの直近決算(2025年12月時点までの業績ベース)を見ると、
おおよそ以下の規模感です。

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売上高:約5.9兆円
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営業利益:約1.1兆円前後
通信インフラを中核とする企業らしく、
非常に安定したキャッシュ創出力を持っています。
今回の不祥事の金額規模
今回公表されている不祥事の影響額は、
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売上高の過大計上:約2,460億円(累計・長期間)
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営業利益への影響:約500億円(累計・過年度含む可能性)
という数字です。
ここで注意すべきなのは、
「単年度の損失ではない」 という点です。
決算全体に対する割合で見ると?
では、割合で見てみます。
売上高ベース
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KDDI全体:約5.9兆円
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不祥事規模(累計):約0.25兆円
👉 売上高比で約4%程度(しかも累計)
営業利益ベース
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年間営業利益:約1.1兆円
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不祥事影響(累計):約0.5兆円
👉 単年換算すれば、
営業利益の数%〜1割未満に分散される可能性が高い
つまり、
KDDIの決算を根本から壊すような規模ではない
というのが、数字から見た結論です。
なぜ市場はここまで警戒するのか?
それでも株価が反応する理由は明確です。
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決算延期という「不確実性」
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ガバナンス・内部統制への不信
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「まだ何か出てくるのでは?」という心理
これは業績悪化というより、信頼コストの上乗せです。
短期的に株価が売られるのは自然ですが、
通信インフラとしての稼ぐ力が否定されたわけではありません。
200株ホルダーとして考える短期的な評価損
仮に株価が下落した場合、
200株保有している私のポジションでどれくらい影響があるか整理します。
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2,700円:▲約2万円
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2,500円:▲約6万円
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2,300円:▲約10万円
いずれも「致命的」な水準ではなく、
想定内のブレと捉えています。
私のスタンス:決算規模を見て冷静に構える
今回の不祥事は決して軽い話ではありません。
ただし、
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売上・利益規模から見た影響は限定的
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通信インフラという事業の本質は揺らいでいない
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政府・社会的にも簡単に切り捨てられる企業ではない
この3点を踏まえると、
パニック的に売る局面ではない
という判断に変わりはありません。
おわりに
株価が大きく動くときほど、
ニュースの見出しではなく、
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決算全体に対してどれくらいの割合なのか
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単年なのか、累計なのか
を整理することが大切だと改めて感じました。
今回のKDDIの件は、
「数字を見れば冷静になれる典型例」 だと思っています。




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