2026年1月17日時点で、筆者の株式ポートフォリオは前月比で約+5%超と、年初から好調なスタートを切っている。
以下で詳細を見ていきましょう。
目次
① 強く評価されたセクター・銘柄
● 国内銀行(メガバンク)
代表:三菱UFJフィナンシャル・グループ
日本株の中で最も明確に評価が進んだのが銀行株だ。
日銀の金融政策正常化が現実味を帯びるなか、
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預貸金利ざやの改善
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国債利回り上昇による収益環境の好転
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利益成長を前提とした株主還元余地
といった構造的な追い風が意識された。
三菱UFJの株価上昇は短期材料ではなく、
「金利のある世界」に戻る過程での再評価と捉えるのが自然だ。
● 総合商社
代表:住友商事
商社株も引き続き堅調だったが、
重要なのは「誰が買ったか」ではなく「なぜ評価されたか」だ。
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高いキャッシュ創出力
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資源・インフレ耐性
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明確な株主還元方針
金利上昇局面では、
将来の成長よりも、現在の収益力が重視される。
住友商事はその条件を満たしており、
海外投資家の資金が入りやすい環境にある。
● エネルギー(米国)
代表:Exxon Mobil
エクソンモービルは、業績以上に地政学リスクの受け皿として評価された。
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イラン情勢の緊張
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ベネズエラを巡る政治・制裁リスク
原油供給に不確実性がある局面では、
原油価格にリスクプレミアムが乗りやすく、
エネルギー株は「保険付き高配当株」として機能する。
② 一方で「評価が進んでいない」銘柄・セクター
● 通信セクター
代表:
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NTT
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AT&T
通信株は前月比での伸びが限定的だった。
理由は明確で、
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金利上昇局面では相対的に不利
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成長余地はすでに織り込み済み
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配当目的の資金が主で、値上がり期待が薄い
悪材料があるわけではないが、
**「上がる理由が今はない」**というのが正直な評価だ。
● 消費・外食系
代表:トリドールホールディングス
消費関連はコスト増・人件費上昇の影響が続いており、
業績の伸びが見えにくい。
インバウンドや値上げ効果はあるものの、
株価を押し上げる決定打には欠ける。
③ 今回の前月比+5%をどう評価するか
重要なのは、
「全面高ではない」こと自体が健全だという点だ。
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上がるべき銘柄が上がり
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そうでない銘柄は動かない
これは投機的な相場ではなく、
選別が効いた相場であることを示している。
今後のスタンス
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評価が進んだ銘柄を無理に追いかけない
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伸びていない銘柄は「理由が分からない」まま保有しない
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配当を軸に、役割が明確な銘柄だけを残す
前月比+5%は結果であり、
重要なのは**「なぜ上がった銘柄と、なぜ上がらなかった銘柄があるのか」**を理解することだ。
まとめ
2026年の好調なスタートは、
市場が合理的に銘柄を選別した結果と言える。
ポートフォリオを見ることで、
いまの相場が「どこを評価し、どこを疑っているのか」
が浮き彫りになる。
数字だけでなく、その中身を確認しながら、
引き続き冷静に運用を続けていきたい。





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