【2025年11月】トリドール(3397)決算速報──上期で通期計画を突破。丸亀好調でも株価急落、今は“優待コスト高”の我慢時か?

スポンサーリンク
コラム

トリドールホールディングスが11月14日に2026年3月期・第2四半期決算を発表しました。
上期の最終利益は前年同期比2.1倍と絶好調。進捗率は通期計画をすでに108%超えと面白い決算内容でした。

決算情報 | 株主・投資家情報 | 株式会社トリドールホールディングス
丸亀製麺などを運営するトリドールホールディングスの企業情報、経営理念、IR情報、サステナビリティの取り組み、グループ採用情報などをご覧いただけます。

一方で「通期据え置き」「海外事業の課題」「下期に減損可能性」などが嫌気され、決算当日の株価は大幅下落。
私も200株を優待目的で保有していますが、現在は含み損11万円超と“優待コストの重さ”を痛感しているところです。

この記事では、決算短信の一次情報をもとに、上期の中身、通期予想、株価の評価まで整理していきます。


1️⃣ 決算ハイライト(4-9月・中間期)

<連結業績(IFRS)>

項目 2025年上期 2026年上期 前年比
売上収益 1,337億円 1,418億円 +6.0%
事業利益 95.8億円 117.7億円 +22.8%
営業利益 75.6億円 123.9億円 +64.0%
親会社帰属利益 28.0億円 59.6億円 +113.3%
EPS 29.84円 65.84円 +120%

増益の主因(一次情報より)

  • 丸亀製麺:既存店好調&新商品ヒットで売上9.6%増

  • 国内その他:コナズ珈琲・ずんどう屋が増収

  • 海外事業:英国丸亀のFC化やアジアの回復で事業利益177%増

  • 保険金収入・リース解約益など一時益も計上

  • 一方でMC GROUP売却に伴う株式売却損8.5億円あり

結論:本業+一時益のWで利益急拡大


2️⃣ 通期予想(据え置き)のポイント

<通期業績予想:据え置き>

項目 通期予想(2026/3)
売上収益 2,820億円(+5.1%)
事業利益 196億円(+7.7%)
営業利益 146億円(+68.3%)
親会社帰属利益 55億円(+193.5%)
EPS 58.25円

配当

  • 中間配当:0円

  • 期末配当:11円(据え置き)

  • 年間配当:11円

据え置きの理由(短信より)

  • 新規出店の一部遅れ

  • 英国外食の回復遅れ

  • 下期における
     ・海外事業の構造改革
     ・不採算店閉鎖
     ・減損損失の可能性

  • 進捗好調でも「上期の上振れをそのまま通期に反映させない」慎重スタンス


3️⃣ セグメント状況(要点)

セグメント 売上増減 コメント
丸亀製麺 +9.6% 「冷たい塩だし」シリーズ等ヒット、事業利益率17.8%で過去最高
国内その他 +19.5% コナズ珈琲の出店加速、ずんどう屋・まきの好調
海外事業 -2.8%(売上)
+177%(利益)
英国丸亀FC化で減収、アジア・北米の好調で利益急回復

丸亀のブランドKPIが非常に良い

  • 新商品(塩だし・豚つけ汁)がヒット

  • 丸亀うどーなつ累計2,000万食突破

  • 麺職人制度で差別化

  • 既存店+新店のダブル成長


4️⃣ 私の保有状況と株価評価

保有:200株
現在値:4,399円
評価額:879,800円
取得単価:?(含み損、資料より逆算可)

含み損:-116,200円(-11.67%)

株価指標(足元株価4,399円で計算)

  • 予想PER: 約75倍

  • 予想配当利回り:0.25%

  • PBR:約4.3倍

コメント

  • 決算内容は良いが、株価水準は明確に割高圏

  • 海外事業の構造改革・店舗閉鎖・減損など“下期の不確実性”が嫌気され下落

  • 優待目的の個人投資家比率が高く、ボラティリティも大きい

  • 成長株として評価されていたため、慎重姿勢の通期据え置きで“高値修正”が出た可能性


5️⃣ 今後の注目ポイント(箇条書き)

  • 丸亀製麺の既存店成長(ブランド強化と商品開発)

  • 海外事業の構造改革(英国・香港・シンガポール)

  • 海外店舗の減損・閉店影響は下期に出やすい

  • 出店ペース(とくに国内その他と北米丸亀)

  • 為替影響(円安メリット・デメリット)

  • 優待制度の継続性(個人投資家比率の高さ)


6️⃣ 投資判断・私のスタンス(ホールド)

私は現時点でホールドとします。

理由は以下の通り:

  • 本業(丸亀・コナズ)は確実に強い

  • 海外事業の利益改善は継続性あり

  • ただし株価は高い(PER75倍)

  • 優待目的なので、優待利回りで考えれば許容

  • 決算は好調でも、“株価の期待”が高かった反動での下落と判断

短期での値上がり期待よりも、
「優待を楽しみながら中期で成長を追う」
というスタンスが合っています。


7️⃣ まとめ

トリドールの上期決算は、売上・利益ともに過去最高。
丸亀好調・海外事業の利益改善も続き、決算内容自体は非常に強いものでした。
しかし下期の構造改革・減損リスクを残したまま通期据え置きとしたため、
成長期待の修正が入り株価は急落。優待目的の投資家には“我慢の時期”と言えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました