トリドールホールディングスが11月14日に2026年3月期・第2四半期決算を発表しました。
上期の最終利益は前年同期比2.1倍と絶好調。進捗率は通期計画をすでに108%超えと面白い決算内容でした。

一方で「通期据え置き」「海外事業の課題」「下期に減損可能性」などが嫌気され、決算当日の株価は大幅下落。
私も200株を優待目的で保有していますが、現在は含み損11万円超と“優待コストの重さ”を痛感しているところです。
この記事では、決算短信の一次情報をもとに、上期の中身、通期予想、株価の評価まで整理していきます。
目次
1️⃣ 決算ハイライト(4-9月・中間期)
<連結業績(IFRS)>
| 項目 | 2025年上期 | 2026年上期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 1,337億円 | 1,418億円 | +6.0% |
| 事業利益 | 95.8億円 | 117.7億円 | +22.8% |
| 営業利益 | 75.6億円 | 123.9億円 | +64.0% |
| 親会社帰属利益 | 28.0億円 | 59.6億円 | +113.3% |
| EPS | 29.84円 | 65.84円 | +120% |
増益の主因(一次情報より)
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丸亀製麺:既存店好調&新商品ヒットで売上9.6%増
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国内その他:コナズ珈琲・ずんどう屋が増収
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海外事業:英国丸亀のFC化やアジアの回復で事業利益177%増
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保険金収入・リース解約益など一時益も計上
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一方でMC GROUP売却に伴う株式売却損8.5億円あり
結論:本業+一時益のWで利益急拡大
2️⃣ 通期予想(据え置き)のポイント
<通期業績予想:据え置き>
| 項目 | 通期予想(2026/3) |
|---|---|
| 売上収益 | 2,820億円(+5.1%) |
| 事業利益 | 196億円(+7.7%) |
| 営業利益 | 146億円(+68.3%) |
| 親会社帰属利益 | 55億円(+193.5%) |
| EPS | 58.25円 |
配当
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中間配当:0円
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期末配当:11円(据え置き)
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年間配当:11円
据え置きの理由(短信より)
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新規出店の一部遅れ
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英国外食の回復遅れ
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下期における
・海外事業の構造改革
・不採算店閉鎖
・減損損失の可能性 -
進捗好調でも「上期の上振れをそのまま通期に反映させない」慎重スタンス
3️⃣ セグメント状況(要点)
| セグメント | 売上増減 | コメント |
|---|---|---|
| 丸亀製麺 | +9.6% | 「冷たい塩だし」シリーズ等ヒット、事業利益率17.8%で過去最高 |
| 国内その他 | +19.5% | コナズ珈琲の出店加速、ずんどう屋・まきの好調 |
| 海外事業 | -2.8%(売上) +177%(利益) |
英国丸亀FC化で減収、アジア・北米の好調で利益急回復 |
丸亀のブランドKPIが非常に良い
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新商品(塩だし・豚つけ汁)がヒット
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丸亀うどーなつ累計2,000万食突破
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麺職人制度で差別化
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既存店+新店のダブル成長
4️⃣ 私の保有状況と株価評価
保有:200株
現在値:4,399円
評価額:879,800円
取得単価:?(含み損、資料より逆算可)
含み損:-116,200円(-11.67%)
株価指標(足元株価4,399円で計算)
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予想PER: 約75倍
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予想配当利回り:0.25%
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PBR:約4.3倍
コメント
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決算内容は良いが、株価水準は明確に割高圏
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海外事業の構造改革・店舗閉鎖・減損など“下期の不確実性”が嫌気され下落
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優待目的の個人投資家比率が高く、ボラティリティも大きい
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成長株として評価されていたため、慎重姿勢の通期据え置きで“高値修正”が出た可能性
5️⃣ 今後の注目ポイント(箇条書き)
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丸亀製麺の既存店成長(ブランド強化と商品開発)
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海外事業の構造改革(英国・香港・シンガポール)
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海外店舗の減損・閉店影響は下期に出やすい
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出店ペース(とくに国内その他と北米丸亀)
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為替影響(円安メリット・デメリット)
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優待制度の継続性(個人投資家比率の高さ)
6️⃣ 投資判断・私のスタンス(ホールド)
私は現時点でホールドとします。
理由は以下の通り:
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本業(丸亀・コナズ)は確実に強い
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海外事業の利益改善は継続性あり
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ただし株価は高い(PER75倍)
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優待目的なので、優待利回りで考えれば許容
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決算は好調でも、“株価の期待”が高かった反動での下落と判断
短期での値上がり期待よりも、
「優待を楽しみながら中期で成長を追う」
というスタンスが合っています。
7️⃣ まとめ
トリドールの上期決算は、売上・利益ともに過去最高。
丸亀好調・海外事業の利益改善も続き、決算内容自体は非常に強いものでした。
しかし下期の構造改革・減損リスクを残したまま通期据え置きとしたため、
成長期待の修正が入り株価は急落。優待目的の投資家には“我慢の時期”と言えます。



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