11月13日、あおぞら銀行が2025年度(2025年4〜2026年3月期)の中間決算を発表しました。
親会社株主純利益は 136億円(前年比+14.1%) と着実に増益。通期予想 220億円 に対して進捗率は 62% に到達し、良好なスタートを切っています。

私は同社株を100株保有していますが、現在は 含み損−158,900円(−41.1%) と厳しい状況です。それでも年間配当88円が維持されるなら、配当で回収していく戦略は現実味が増した印象です。
本記事では 決算短信の正式数値に基づき、中間期の実績・通期予想・配当方針を整理したうえで、投資スタンスをまとめます。
目次
1️⃣ 決算ハイライト(2025年度 中間期)
(出典:2025年度 第2四半期決算短信)
■ 主要指標(連結)
| 指標 | 2025年度 中間期 | 前年同期比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 633億5,800万円 | +10.4% | 非資金利益の伸びが寄与 |
| 経常利益 | 153億4,800万円 | +53.8% | 前年の低調から反発 |
| 親会社株主純利益 | 136億1,900万円 | +14.1% | 通期の6割超を消化 |
| 1株当たり四半期純利益(EPS) | 136.21円 | +16.8円 | EPSも改善 |
■ 増益の理由(短信より)
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非資金利益(手数料収益・投資関連収益)が前年から大きく増加
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投資銀行(IB)ユニットのローン取組・組合損益が伸長
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GMOあおぞらネット銀行が初の中間黒字
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特別損益が前年の+31億円→今期ゼロだが、基礎利益の増加が上回る
2️⃣ 通期予想(2025年度・2026年3月期)
(出典:決算短信の「通期見通し」)
あおぞら銀行は 通期の業績予想を変更せず据え置き。
■ 通期業績予想(2026年3月期)
| 指標 | 通期予想 | 前期比 | 中間進捗 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 1,260億円 | +約3% | 50.2% |
| 経常利益 | 300億円 | +19% | 51.1% |
| 親会社株主純利益 | 220億円 | +39.3% | 61.9% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 219.81円 | +65.55円 | — |
■ 予想達成の見立て(短信より)
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投資銀行・法人金融の好調が続く見込み
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有価証券損益は慎重に管理
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米国オフィス向けローンの追加損失は想定済み範囲内
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非資金利益の成長が通期回復を押し上げる見込み
進捗率62%の時点で「据え置き」は、
“達成可能性は十分” と読める。
3️⃣ 配当・株主還元方針(短信公式)
■ 配当予想
| 期 | 配当金 |
|---|---|
| 第1四半期 | 22円 |
| 第2四半期 | 22円(今回発表) |
| 第3四半期 | 未定 |
| 第4四半期 | 未定 |
| 年間予想 | 88円 |
■ 配当姿勢
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年4回(四半期配当)は継続
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年間配当予定88円も変更なし
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配当性向は「中計通り50%程度を目指す」と明言
短信では保守的に「未定」としているが、
現時点の進捗なら年間88円は十分射程に捉えている印象。
4️⃣ 私の保有状況と評価(添付データ反映)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保有株数 | 100株 |
| 取得単価 | 約3,868円 |
| 現在値 | 2,279円 |
| 評価額 | 約227,900円 |
| 含み損 | −158,900円(−41.1%) |
| 現在値ベース配当利回り | 約3.9% |
| 取得単価ベース利回り | 約2.3% |
■ 株価評価(私見)
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PBR約0.7倍と依然割安
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業績は堅調だが“減配ショックの記憶”が重い
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非資金利益の伸びは一時的でなく構造的との説明
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米国オフィス問題は最終処理段階で、下方リスクは縮小
5️⃣ 今後の注目ポイント(短信+決算資料の要点)
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投資銀行(IB)ユニットの継続的成長
→ 中間実績209億円、通期267億円に対し進捗79% -
大和証券グループからの顧客紹介が急増
→ 新規先の37%を占める -
GMOあおぞらネット銀行の着実な収益化
→ 口座数21.4万、預金残高1兆円突破 -
国内貸出金の利鞘改善
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有価証券ポートフォリオ(外債)の管理
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CET1比率8.9%維持(健全性は問題なし)
6️⃣ 投資判断・私のスタンス
■ 結論:ホールド継続(配当回収戦略)
理由は以下。
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含み損−41%で売却する合理性が乏しい
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通期進捗62% → 年間配当88円は十分達成圏
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非資金利益(IB)が構造的に改善
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GMOあおぞらが成長軌道に乗り、収益の第二柱に
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CET1比率8.9%と資本は安定
■ ただし、売却基準は明確に持つべき
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年間配当が再度大きく減配された場合
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CET1比率が急低下する場合
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米国オフィス向け不良債権が再悪化した場合
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非資金利益の急減で通期予想が崩れた場合
現状ではどれも該当せず、
「配当で取り返す」が現実的なシナリオに近づいた と判断しています。
7️⃣ まとめ
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中間純利益は 136億円+14%増
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通期予想は 220億円を据え置き(進捗62%)
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非資金利益の伸びが業績を牽引
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年間配当 88円予想を維持
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投資銀行・GMOあおぞらが成長
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自己資本比率8.9%と健全性は維持
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株価は割安だが市場の信認回復には時間が必要
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私は ホールドし、配当で回収する戦略を継続




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