【高市内閣】防衛・インフラ関連で注目の「重工業株」4銘柄を徹底整理

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コラム
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🪖 はじめに

SNS上で「高市首相就任に関連する防衛銘柄」として、
三菱重工業・川崎重工業・IHI・石川製作所 の4社が注目を集めています。

「10月末までに三菱重工」「11月初旬までに川崎重工を買うべき」という投稿もあり、
短期で株価が動く可能性があると話題です。

とはいえ、こうした“テーマ株”は材料が出る前後で乱高下しやすく、
初心者が焦って飛び乗るとリスクを負うことになります。

この記事では、4社の 最新業績・配当・株価水準・規模感 を整理し、
「どのように判断すべきか」を分かりやすく解説します。


🔍 なぜこの4銘柄が注目されているのか

これらの企業はいずれも 「防衛・重工業・インフラ」 の中核を担う日本企業です。
国の防衛費増額、装備品輸出、エネルギー転換、インフラ更新といった政策テーマの恩恵を受ける可能性があるため、投資家の関心が集まっています。

テーマ 関連企業 内容
防衛・航空宇宙 三菱重工、川崎重工、IHI 航空機・潜水艦・ミサイルなど防衛装備を生産
エネルギー・インフラ 三菱重工、IHI プラント・火力発電・水素関連事業
機械装置・中小防衛関連 石川製作所 特殊機械・船舶装備などニッチ分野

📊 4社の比較データ(2025年10月23日時点)

企業名 証券コード 終値(目安) 配当利回り(概算) 売上高(前期) 当期純利益(前期) 業績傾向 テクニカル評価 規模感(時価総額) 買って良い株価目安
三菱重工業 7011 約4,200円 約0.6% 約4.7兆円 約3,500億円 増収増益 利回り低く割高感あり 約4兆円 3,000円以下(押し目狙い)
川崎重工業 7012 約10,500円 約1.5% 約2.3兆円 約820億円 伸び鈍化 PER約19倍、調整待ち 約1.6兆円 9,000〜10,000円(押し目狙い)
IHI 7013 約2,800円 約0.8% 約1.6兆円 約1,100億円 横ばい傾向 材料待ち・成長明確でない 約5,000億円 2,000〜2,500円(割安水準)
石川製作所 6208 約1,900円 約1.0% 約162億円 約4億円 小規模・テーマ依存 ボラティリティ高め 約100億円 1,400〜1,600円(投機的に)

※株価・時価総額は2025年10月23日時点の概算。
※業績は2025年3月期実績または2026年3月期予想ベース。


🧭 投資判断と「買いどころ」まとめ

銘柄 現状の評価 判断ポイント
三菱重工業 業績堅調だが配当利回りが低く、株価はやや高値圏。 長期では◎。今は押し目待ち。
川崎重工業 防衛関連で注目度が高いが、利益面は不安定。 調整待ちが無難。9,000円前後なら狙い目。
IHI 改革中で方向性が明確でない。 テーマ明確化後に参入が安全。
石川製作所 小型テーマ株で値動きが荒い。 初心者は見送り推奨。短期トレード向け。

📈 チャート・テクニカルの見方(初心者向け)

  • 三菱重工:1年を通じて高値圏を維持。過熱感あり、押し目狙い。

  • 川崎重工:高値圏での持ち合い。25日移動平均を下回るかが分岐点。

  • IHI:横ばいで方向感に欠ける。業績材料待ち。

  • 石川製作所:ニュースやSNS投稿で短期急騰しやすい。リスク高。


🧩 投資前にチェックすべきポイント

  1. 受注発表や政策予算の有無
     防衛関連は「契約・受注」発表が株価転換点になります。

  2. 財務の健全性
     重工業は設備投資が大きく、借入依存度も高め。自己資本比率を確認。

  3. 株主還元姿勢
     三菱重工・川崎重工はDOE(自己資本配当率)を指標とする配当方針あり。IHIはやや控えめ。

  4. バリュエーション
     PER・PBRが業界平均を超えていないか要確認。テーマが先行している場合は割高リスクあり。

  5. 材料出尽くしリスク
     「防衛」「国策」などのテーマが出尽くした瞬間、株価が急落するケースもあります。

  6. 為替リスク
     円高が進むと輸出比率の高い企業(特に川崎重工・IHI)は業績に逆風。


⚖️ 総合評価

銘柄 総合コメント 判断
三菱重工業 防衛・エネルギー双方の柱を持つが、現株価は高値圏。 様子見〜押し目買い
川崎重工業 防衛テーマ性強い。だが業績進捗に注意。 調整待ち
IHI 改革期で長期目線向け。短期では不向き。 中期狙い
石川製作所 小型株で材料次第の上下動。 初心者非推奨

💬 まとめ

この4銘柄は確かに「防衛・国策」テーマの中心にあり、
中長期的にはチャンスがあります。

ただし 「SNSの投稿だけを根拠に短期で買う」のは危険 です。
防衛関連予算の確定や、実際の受注発表を確認してからでも遅くありません。

初心者の方は、焦らず「押し目」や「材料確認後」を狙うのが安全です。

  • 三菱重工・川崎重工 → 長期ウォッチ対象(押し目買い推奨)

  • IHI・石川製作所 → テーマ次第で短期狙い


✅ 結論

テーマ性は魅力的だが、現状の株価はやや高値圏。
防衛関連の正式発表や受注ニュースを待ち、株価が調整してきたタイミングでのエントリーが賢明。

以上です。

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