【三菱重工(7011)】なぜ株価が急上昇? 防衛・宇宙・エネルギーに賭ける理由と配当戦略確認

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コラム
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なぜ今、三菱重工の株が熱いのか

最近、SNSや投資系掲示板で「三菱重工がとんでもない勢いで上がってる」という声をよく見かけます。


「重工業なのに?」と首をひねる方も多いかもしれません。確かに、伝統的な大型産業株は地味というイメージが根強いですが、今や防衛・宇宙・電力インフラというテーマが掛け算されて、株価の方にも大きな追い風が吹いています。

私自身、金融リテラシーの低い初心者時代に「なぜ上がるのかよくわからない株」を掴んで狼狽した経験があります。ですので、この記事では

  1. 「なぜ上がっているか」から始まり

  2. 最新決算、配当・株主還元の動き

  3. そして「今この価格で買うべきか」を、初心者の方にも理解できるように整理

という流れでお伝えします。

難しい言葉はできるだけ避け、具体的な “判断の切り口” も最後にお示しします。


1) なぜこんなに上がっているの?(短期~中期の主因)

  • 🛡️ 防衛需要の構造的拡大
    日本は防衛費を過去最大規模で積み増し、長射程ミサイルや艦艇の強化を急いでいます。MHIは主力ミサイル開発・艦艇建造・イージス艦向けシステムなどの中核。さらに豪州向けフリゲート(モガミ級派生)の大型案件で日本初の本格的な軍艦輸出が前進し、受注面の視界が一段と開けました。
    参考根拠は文末「出典」をご覧ください。

  • 🚀 宇宙(H3ロケット)の正常運用&海外案件
    H3の連続成功で信頼性が高まり、Eutelsat向けの複数打上げなど商業案件の拡大に道筋。

  • エネルギー(ガスタービン・電力インフラ)
    電力需要を押し上げるAIデータセンター投資の波で、大型ガスタービンを含む発電ソリューションの受注・利益が底堅い。

  • 🔀 株式分割後の需給改善
    2024年の10分割で個人投資家の参加が進み、需給面の追い風に。


2) 直近決算のポイント(FY2025 Q1:2025年8月発表)

  • 受注:1兆7,686億円

  • 売上高:1兆1,936億円

  • 事業利益:1,041億円

  • 親会社株主帰属四半期利益:682億円

  • 通期見通し据え置き(売上 5.4兆円/事業利益 4,200億円)

→ セグメント別では防衛・宇宙・エナジーが業績牽引。


3) 配当・株主還元の動き(高配当ではないが増配傾向)

  • 配当方針:DOE(株主資本配当率)4%以上を目指す

  • 配当推移
      FY2023 → 20円(分割換算後)
      FY2024 → 23円
      FY2025見込み → 24円

  • 利回り感覚:現在は約0.6%前後と低め

  • 補足:株式分割の影響で「1株あたり配当額」が小さく見えがち。実質的な株主還元の伸びを見るなら、「総額還元」や「配当性向・利益水準との比較」で見るべき。


4) バリュエーションと指標感(2025/9/25時点)

  • 1年騰落率:+約88%

  • 実績/予想 P/E:50倍前後

  • P/B:5.5倍前後

  • 予想配当利回り:0.6%前後

→ 評価水準はかなり高め。ただし市場が「成長ストーリー込み」で織り込もうとしている状態。


5) 今、買いでいい? 初心者向け判断のポイント

✅ 購入を前向きに考えていい人

  • 配当より「成長・テーマ」に乗りたい人

  • 日本の 防衛・宇宙・電力インフラ に長期投資したい人

  • 値動きの振れ幅(上下)を受け止められる人

❌ 慎重にすべき人

  • 配当重視派

  • 短期売買でストレスを感じやすい人

🧭 判断のヒント(初心者目線)

  1. 分散エントリー法(ドルコスト平均法):一括投資はリスクが高いため、複数回に分けて買う

  2. 逆シナリオを想定する:「もし通期見通しが下振れしたら?」「防衛費が縮む政治判断が出たら?」という条件で耐えられるか考える

  3. 撤退ルールをあらかじめ決めておく:たとえば「予想利益の8割を割ったら売る」「大型案件が中止になったら売却」など


6) リスク整理(補足も交えて)

  • 政策リスク:防衛予算の伸びが鈍化すれば期待剥落

  • プロジェクトリスク:艦艇・ミサイル・ロケットなど大型案件の納期・コスト・技術問題

  • 為替リスク:円高進行は外需寄与部門に逆風

  • 競争激化:ロケット分野ではSpaceXや他国企業との価格競争、技術差リスク

  • 過熱期待の反落リスク:短期間で株価が強く上昇した分、材料出尽くしでの調整もあり得る


7) 最後に:結論と私の見立て

この記事でお伝えしたように、三菱重工株の上昇にはテーマの掛け算と受注拡大期待が主役になっています。一方で、配当はまだ「おまけ程度」であり、現時点で利回り目当ての保守層向きではありません

以上です。

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