先週、日本の株式市場が今、“節目”とも言える4万5千円台に乗せました。
初心者にとっては「なんだか怖さもあるけど、勢いもある」と感じるところでしょう。
この記事では、最近のマーケットの動きを丁寧に整理し、
・「本当にバブルなのか」
を自分で判断できる材料を提供していきましょう!
目次
🔎 最近の主な動きと背景
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日銀の金融政策決定会合(9/18‐19)での決定
日銀は政策金利を0.5%に据え置きました。これ自体は織り込み済みという見方が多かったのですが、一方で「ETF/REITの売却を始める」との発表がサプライズになりました。
保有していたETF/REITを市場へ出していくことで、これまでの株価支え要因が少しずつ弱まる可能性があります。 -
米国での利下げ観測の強まりと海外投資家の動き
FRB(米連邦準備制度)が0.25%の利下げを決定し、今後追加利下げもありうるという観測が出ています。
これが日本株にも追い風となり、日経平均上昇の一因に。輸出関連銘柄や半導体・電子部品など、グローバル需要に敏感な業種が特に恩恵を受けています。 -
需給・投資家心理の変化
日銀ETF売却発表後には、取引開始直後に日経平均が1.8%近く急落する場面もあり、特にウェートの高い大型株(ファーストリテイリング等)に売り圧が出るなどセンチメントの揺れが生じました。
ですが、多くの専門家は発表された売却量/ペースは「限定的」であり、「市場への影響はすぐには大きくない」という見方をしています。 -
バリュエーションの視点
日経平均の予想PER(株価収益率)は、ここ最近かなり高い水準になっており、過去の水準と比べて“割高感”を指摘する声も出ています。
岩井コスモ証券などでは、「節目45000円を意識するが、押し目買いで対応」という見方を示していて、完全な高値警戒モードに入ってきている印象があります。
⚠ バブルか?それとも自然な上昇か? 判断のためのチェックポイント
以下の5つの観点で、自分なりに「バブルかどうか」を判断してみましょう:
| チェック項目 | 重要な見方 |
|---|---|
| ① 利益の伸び vs 株価上昇 | 株価だけが上がっているなら過熱。企業業績が実際に伸びているかを確認。 |
| ② 投資マネーの出所 | 海外投資家・内部需給(年金・企業の買い戻しなど)がどれだけ買っているか。日本株を支える買い手が強いかどうか。 |
| ③ 政策・日銀の動向 | 金利がいつ上がるか・ETF等の株価支援策がどこまで続くか。政策正常化が始まるときが一つの転換点。 |
| ④ インフレ/賃金上昇の実態 | 物価だけでなく、実際の家計の購買力や実質賃金が上がっているか。インフレだけ上がって賃金が追いつかないと、“株高=豊かさ”ではない。 |
| ⑤ テック・テーマ株への偏り | 特定業種(半導体・AIなど)ばかり上がっていないか。銘柄の幅広さ、業種の分散がどれくらい効いているか。 |
🔮 今後のシナリオと予測(少し踏み込んで)
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メインシナリオ
日銀は「ETF売却+現状維持の金利」で段階的な政策正常化を図る。企業業績も緩やかに回復。
米利下げの流れを受けて、株価は年末までに48,000円台を試す可能性あり。 -
下振れシナリオ
政策の急激な転換(利上げ開始)、ドル高・円高の急激な動き、海外マクロ不透明性の悪化などで調整入り。
特にテック株・ハイバリュエーション銘柄で大きな調整が出るかもしれません。 -
上振れシナリオ
米国などの世界景気刺激策が継続、AI・半導体等のテーマ株が思った以上に利益を出す。
追加の期待利下げなどで資金流入が続くなら、5万円近辺まで目指す展開も夢ではない。
💡 初心者が今できる5つの行動(アクションプラン)
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利確目標と損切ラインをあらかじめ決めておく
上昇局面は情緒的になりやすいため、「この価格まで来たら売る」基準を決めておくと冷静さを保ちやすい。 -
押し目買いの準備を
上がり続けることは少ないので、下振れ時に買いやすくする準備(キャッシュ余力、銘柄リスト)を持っておく。 -
高配当株・配当政策がしっかりした企業を重視
利益成長だけでなく、配当の一貫性・還元意欲の高さで銘柄を選ぶと、株価変動時の“収入の下支え”になる。 -
分散投資を意識する
業種・テーマ株だけで固めず、ディフェンシブ株(生活必需、公共、電力等)や景気敏感株をバランス良く。 -
政策・経済ニュースを“距離感を持って”追う
日銀・FRB・政府政策・為替などのニュースには敏感であるべきだが、一喜一憂せず、自分の戦略・時間軸で意味のあるものだけを取捨選択する。
終わりに
「日経平均4万5千円台」は確かに大きなニュースであり、注目すべき節目です。
ただ、それが“バブル”とは限りません。
上記のチェックポイントを使えば、「どこまで買いを続けるか」「どこで慎重になるか」が自分で判断できるようになります。
読者の皆さんには、短期の上げにも乗りつつ、リスクを取る部分・守る部分を分けてポートフォリオを見直すことをおすすめします。
以上です。



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