先日下記の記事で、インフラ関連REIT5銘柄をまとめました。
今回は、その中でTOPの発電・資産規模を誇るカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人にフォーカスして銘柄のご紹介をしてみます。
目次
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の特徴とは?
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は、平成29年10月30日に東京証券取引所インフラファンド市場に上場しました。
本投資法人はグローバルに展開するカナディアン・ソーラー・グループが組成するインフラファンドです。
そのため下記の図の通り、太陽光発電に必要なモジュールの手配や物件の紹介をカナディアンソーラープロジェクト本部がスポンサーとなり、本投資法人が資産を管理・賃貸する事でグループ全体で収益を上げています。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の成長戦略とは?
上記の通り、太陽光発電設備に対する投資・運用を行う本投資法人と、太陽光発電事業の幅広い事業領域をカバーするカナディアン・ソーラー・グループとが、スポンサー・グループを介して相互に協働し、バリューチェーンを構築することで、互いに価値創造を目指していく垂直統合型モデルでの成長を目論んでいます。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の業績は?
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は、毎年6月・12月が決算月となっています。
前期2018年6月の決算資料から業績をご紹介します。
2018年6月期の実績は、
■営業収益:20.23億円
■営業利益: 8.45億円
■経常利益: 3.31億円
■当期利益: 3.30億円
と期首・6月20日予測よりも大幅に上振れしました。
要因として、2018年2月1日に借入金9.92億円で追加取得した
■津山市発電所(1.9MW)
■郡山市発電所(0.6MW)
の上振れが大きいようです。
また、今後の業績については2018年8月にさらに公募増資を行い3物件(取得価格115.3億円 パネル出力30.3MW)が増加し、インフラ関連REIT銘柄で初めて105.6MWを超える規模となりました。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の株価・分配金利回りは?
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の株価は以下の通りです。
IPOを行ったため既存の持分が希釈されるため2018年8月あたりで株価が大きく下がりました。
今後もIPOの際は株価下落に注意が必要です。
現在株価:94,700円
SBI証券より。過去1年間の日足。
株価現在値に対して今後の分配金利回りは、以下の通りで、大変高配当な銘柄です。
2018年12月期分配金:3,600円
2019年6月期分配金:3,600円
==========
年間利回り:7.60%
まとめ
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人のご紹介を行なってきましたが、今後もスポンサーからの物件紹介があることを予定しており、2021年以降で累計386.8MWを予定しています。
IPO追加公募の際に株価が下がりやすい、政府の固定価格買取制度、減税政策に基づくなどインフラ投資法人は注意が必要ですが、安定して高い分配金が得られるためポートフォリオの1つとして良いかもしれません。
以上です。
コメント